2021年6月5日
お車の使用用途って色々だと思います。
例えば、
①通勤通学に使用
②主に近所の買い物に使用
③ゴルフや旅行等のレジャーに使用
④普段は乗らないけど雨の日だけ使用
等がよく聞くパターンの使用用途です。
今回のお客様は上記の中では③に該当する方で、殆どお車を使用する事がなく、ゴルフ等がメインの使用用途のお客様です。
ですので、前回タイヤ交換してから今回のタイヤ交換までの走行距離はかなり少な目ですが、タイヤは『ゴム』なので溝が残ってても亀裂等の劣化が酷ければ要交換です。
そんな交換前のタイヤはブリヂストン製『NEXTRY』です。
NEXTRY自体が粗悪品という事ではなく、タイヤサイズの下に『JFC0914』と刻印が入ってますので、2014年製造分のタイヤです。
およそ7年経過したゴムなので、紫外線や長年の走行中のタイヤの収縮運動によりゴムは劣化していきます。
勿論ですが自然回復なんて事はあり得ませんので、劣化すると交換しかありません。
因みに劣化度合いはこんな具合です。
まずはトレッド面ですが全体的に亀裂が走り、中には深めの亀裂もあります。
溝はスリップサイン露出までは減ってないですが、溝云々よりもここまで亀裂があるとかなり危険です。
タイヤの角部分も亀裂があり、ここに関してはトレッド全体よりも明らかに深い亀裂が入ってます。
タイヤをホイールから剥がして手で押してみると、恐ろしい程深い亀裂でした。
空気が入ってる状態だと大丈夫そうに見えても、こうやって空気圧を完全にゼロにして点検すると実際の劣化度合いがハッキリと分かります。
4本中2本は押してみるとゴムの中の部材が見える状態まで深く亀裂が入ってました。
バースト一歩手前という感じでしょうか、常に危険と隣り合わせだった事が想像出来ますね。
ここまで劣化するまで我慢せずに、安全面を優先して亀裂が少し大きくなってきたかな~という段階で交換が望ましいですね。
走行中にバーストすると元も子もないので、メンテナンスはトラブル防止の面で早目早目がオススメです。
こんなレベルの劣化症状もあり得るので、普段あまりお車を使用しない方もタイヤやオイル等の簡単な点検は必須ですよ。
判断が難しければ当店がお手伝いさせて頂きますので、コロナ過ではありますが御来店をお待ちしております。