2021年3月21日
昨年にリヤタイヤをPOTENZA AdrenalinRE004に交換させて頂いたお車で、今回はフロントのタイヤ交換の御用命を賜りました。
同じ種類のタイヤがいいと仰られましたが、生憎とフロント用のサイズラインナップがなく、フロントはS007Aを採用させて頂きました。
前後サイズ違いのお車ではローテーションが出来ないだけでなく、銘柄によっては前後で揃えられない事もあります。
タイヤ交換が完了したら、一度馴染ませてからアライメント測定です。
リヤタイヤを交換した際にもアライメント調整は行っているのでズレは小さいとは思いますが、フロントタイヤが新品になると、また数値も変わりそうですね。
そんな訳で測定が終わりました。リヤタイヤ交換時にアライメント調整をしていましたが、フロントのトーは大きくずれていました。
外減りの偏摩耗状態から新品になると、「まぁそうなるか・・・」といった感じですね。
ちなみにCKV36のアライメント調整は
①フロントトー
②リヤトー
③リヤキャンバー
の調整が可能です。
まずはリヤから調整しますが、リヤはズレが少なかったので微調整といった感じです。
『リヤトー』
スプリングが収まっているアームの偏心カムにて調整。
『リヤキャンバー』
サイドブレーキワイヤー近くのアームの偏心カムにて調整。
『フロントトー』
ラック&ピニオンのタイロッドにて調整
今回はこのフロントトーが大きくトーイン方向にズレてましたので、キッチリ調整させて頂きました。
タイヤ交換をされるなら、アライメント調整も一緒にするのがオススメですよ。
特に今回の様に調整箇所が多数あるお車の場合は、それだけ色んな路面入力に対応出来る足廻り構造で性能が高い反面、人でいう所の関節の様な可動部位なので、調整箇所箇所が多ければ多いほどズレやすいかも知れませんね。
※ダブルウィッシュボーン/マルチリンク等