2019年12月28日
ストラット式サスペンションで、キャンバーを調整するとなったらスライド式アッパーマウントに交換か、キャンバーボルトに交換ですよね。
今回はキャンバーボルトを投入し、調整します。
使用するのはAMTECS EZ Camです。
当店ではこちらのメーカーを採用する事が多いですね。
中身はこんな感じのボルトナットが2本セットになっています。
純正よりボルト自体の径は細くなってます。
強度優先の方は純正の非調整タイプがいいと思いますww
コチラが純正ボルトです。
キャンバーボルトよりボルト径が太く強度がありそうですね。
交換する場所はナックルブラケットの上側のボルトナットです。
これは交換前です。
コチラが交換後です。
ネガティブ方向にセットしました。
調整幅限界でセットしましたが、勿論トーが凄くずれるのでこれからアライメント調整です。
数値はこんな感じに調整しました。
オーナー様の希望でトーはアウトにセットしました。
メーカーの基準もありますが、希望があれば今回の様なセットアップも対応致します。
ただタイヤには負担が掛かるので、今回のセットだとタイヤ内側が減り易くなりがちです。
燃費やタイヤ寿命等を優先するか、ドレスアップ性やスポーツ走行性を優先するかはお好みでww
キャンバーの見た目は、正面から見るとそこそこ付きました。
左の数値は-2°10’程まで寝かせられますが、右が現状で目一杯なので左右差誤差を無くす形で調整すると、右に合わせる形になり、この数値になりました。
元々左右差があっても合わせられる点が、キャンバーボルトの利点ですね。
今回はネガティブ方向にセットしましたが、タイヤ内減り抑制でポジティブ方向にセットするという使い方も勿論可能です。
ローダウンして自然に付いてしまったネガティブキャンバーを補正出来るので、タイヤの負担も軽減出来ます。
装着される方は使用方法もお好みでお選び下さいね。