BP5 レガシィツーリングワゴン　タイヤ破損

最初は高速道路を走行中にステアリングの振動が増えたとの事でしたが、日に日に酷くなり一般道の低速時でも症状が出たり、車体の振動が酷いという御相談でした。

オイル交換のついでに点検させて頂きました。

ステアリングの振動という点とフロントから音がする様な気がする、との事だったので念の為ホイールバランスもチェックしましたが、何も問題無くホイールの歪みも無さそうです。

フロントばかりに気を取られてましたが、「もしかしてリヤの可能性もある？」と思い、リヤの点検をすると大変な事が発覚しました。

 

これが問題のあったタイヤなんですが、このアングルだと一部分が極端に摩耗している様にしかみえませんよね。

 

 

何となくタイヤが綺麗な円状になっていないのが分かりますでしょうか。

 

 

トレッド部の縦溝部分もグニャッと曲がってます。

 

 

このアングルが一分かり易いですかねｗｗ

完全に盛り上がってしまって、その部分だけ完全に溝が有りません。

余程の強い衝撃が加わったのか、空気圧不足で暫く走ったのか、何がきっかけかは分かりませんが、内部でワイヤーが断裂してますね。

異常の原因は分かったので、タイヤ交換となりました。

 

 

４駆で１本交換は他のタイヤとの回転差が生じ、ディファレンシャルギヤ等が発熱し最悪の場合は車両炎上の危険が伴いますので、基本的には４本交換となります。

実際に何台か燃えたという話を聞いた事がありますので、当店では４本交換を強くオススメしています。

 

 

今回のお車は仕事用の工具等をかなり積んでいるお車で、リヤタイヤが段差を乗り越えた時等に無理な力が入ったのかなと思います。

同じ様なお車の使用状況の方は注意しましょう。