2019年10月13日
通常の扁平率(65扁平・70扁平等)のタイヤだと、パンクしたらタイヤが潰れるので目視で分かり易いのですが、ロープロ(45扁平・40扁平等)タイヤだと殆ど変形しないので、パンクに気付かずそのまま走行してしまう事が多いんです。
今回もそんな形でのパンクで、元々はパンク修理の御依頼でしたが、タイヤを外してみると使用不可の状態まで内面に損傷があり、仕方なくタイヤ交換となりました。
状態を見てみましょう。
大元の原因はこの釘が刺さった事です。
内面を見ると走行中に釘が暴れてタイヤが駄目になった訳ではなさそうです。
釘の位置もどちらかというと無難な位置に刺さってますので、空気圧不足で走ってしまった事が大きな要因ですね。
タイヤのサイドウォール部の内面は、ホイールに踏んづけられてゴムが粉状になるまでボロボロに・・・
ゴムカスを退けて状態を確認すると、ゴムの中身が見えちゃってます。
この状態でパンク修理したら大変ですね。
走行中に破裂するのが想像出来ます。
実際軽く空気を張ってパンク点検しようとしたら、すぐにサイドウォールが膨らんだのでタイヤを外すまでもなくタイヤが駄目な事は分かってましたが、かなり重症です。
そんな訳でパンク修理出来ないので、タイヤを交換させて頂きました。
溝が残ってましたが仕方ありませんよね。
パンクした際は外見だけの点検で、なかなか内面まで点検してくれるお店は少ないので、信頼出来るお店に御依頼下さいね。
外見が正常に見えても、意外と中にダメージが出てる事もありますので・・・
釘等を踏んだばかりで空気が十分に入っていれば大丈夫ですが、パンクはいつ起こるか分からないので、パンク後暫く経ってから気付く事が殆どです。
ですのでそのまま走行して、タイヤが傷付く事が多いので、損傷したタイヤの継続使用可否をしっかり確認する事が大切です。