2025年3月20日
スタビライザー取り付け
アルト(HA36S)のスタビライザー取り付けです。
元々スタビライザー非装着のグレードなのですが、サスペンション交換によって、スタビリンクや取付ボルトを別途用意すれば、アルトワークスやアルトターボRS等の様にスタビライザー装着が可能です。
以前ショックアブソーバーをKYB NEW SR SPECIALに交換した事で、画像の様にスタビリンク装着部が追加されています。
現状はスタビライザーもスタビライザーリンクも無いので、全て新規で準備します。
今回は良い感じにセットになっている製品、SWK 強化フロントスタビライザーを取り付けます。
スタビライザー本体とスタビライザーマウントブッシュ&ブラケット、そしてローダウンに対応したスタビリンクがセットです。
ローダウンスプリング装着済みなので、ローダウン対応というのが丁度いい感じです。
上記製品にはスタビリンクの固定ナットは付属されていますが、ブラケットの固定ボルトは付属されていません。
なので、スタビライザー本体を固定する為のボルトを純正部品で追加手配しました。
これでスタビライザーの取り付け準備はOK。
フロントスタビライザーの作業は、クロスメンバーの脱着必須なので提携の整備工場で作業を行います。
そしてクロスメンバーを脱着するなら同時進行で取り付けたいパーツがあります。
それがSPOON SPORTS RIGIDCOLLARです。
有名なリジカラってヤツですね。
これを取り付ける事で、クロスメンバーの前後左右のズレを補正し、可能な限りクロスメンバーをセンターに寄せる事が出来る画期的なパーツです。
部品自体は小さな金属パーツなんですが、効果は絶大なんですよね。
作業は自店で行っていないのでいきなり完成状態ですが、この様になりました。
まずリジカラですが、クロスメンバーの上下にリジカラが挟まれています。
計8枚セットされていますよ。
そしてスタビライザーはこの様になっています。
スタビリンクが追加されて、
クロスメンバー上部にはスタビライザー本体がセットされています。
こんなに狭い場所にスタビライザー本体が付くので、クロスメンバーの脱着が必要になってしまう訳です。
という事で、今回装着予定のパーツは全て組み込まれました。
今回クロスメンバーの脱着が行われましたので、サスペンション交換時にも調整していますが、再度アライメント調整が必須ですね。
という事で最後に自店でアライメント調整です。
アライメントデータを見てると、やっぱりリジカラの恩恵は凄い様です。
サスペンション交換時は、キャスター角とキャンバー角が左右でバラツキがあったのですが、今回の測定ではキングピン角も含めて左右バッチリ揃っています。
クロスメンバーを脱着する機会があるならリジカラ装着はかなりオススメです。
アライメント調整の方は、若干のステアリングセンターズレが発生していますので、フロントトーを少し修正する感じで調整完了です。
スタビライザー効果だけでも、ロール減少を筆頭にワンランク上のサスペンション機能となっていますが、今回はリジカラによって安定感や操舵性もランクアップしています。
路面追従性は飛躍的に向上している筈ですが、試運転では店舗の周りをグルっと1周走行するだけなので、そこまで横Gが掛からないんですww
なので、スタビライザーの効果は20~30km/hでの旋回ではそこまで体感出来ませんが、リジカラは明らかな変化を体感。
クロスメンバーとボルト間の隙間を埋めるので、剛性が向上しているのが走り出してすぐ分かります。
当然、剛性アップによるしっかり感も向上していますが、何より操安性が向上しています。
車格がランクアップした様なイメージですね。
御利用有り難う御座いました。
次回はメンテナンスでお待ちしております。
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