2023年8月3日
E50系エルグランドのマフラー交換です。
初代エルグランドも純正部品の一部は既に廃番となり、マフラーも廃番となってしまっている様です。
そして今回の車両は沖縄から手配したお車で、下廻りはデフ・ホーシング・マフラー等々、潮風にやられてしまって錆・錆・錆のオンパレードです。
このモデルのエルグランドが好きで、やっと手に入れたので出来る限り長く乗れる様に、今回は錆で朽ちてしまったマフラー交換をお手伝いさせて頂きます。
サスペンションも廃番で、そちらは既にKYBの社外キットでリフレッシュ済みです。
サスペンションだけやたらと綺麗なので丸分かりですね。
さてそれでは錆だらけの廃番純正マフラーを外します。
付属ボルトナットがあるのである程度は外す際に折れても大丈夫ですが、なるべく慎重に外します。
そして外したマフラーのフランジを見ると、初めて見ましたが朽ちて一部欠損しています。
ナットも無くなってる部分があったり、錆びて排気漏れしていたりと、もうめちゃくちゃなコンディションです。
降雪地区の融雪剤もですが、潮風の塩害も中々強烈ですね。
そんな老朽化したマフラーの代わりに取る付けるのは、『FUJITSUBO Wagolis』です。
アフターパーツですら製品が悉く廃番になってるので不安でしたが、こちらのマフラーは受注生産ではあるものの、まだ通常通り入手可能です。
ワンオフ製作にならずに済んで、コスト的に助かりましたね。
リフレッシュが狙いなので、センターパイプもゴソッと交換致します。
外したマフラーと新品を並べると、外した方の老朽度合いが良く分かります。
さて折り返し地点で後は取り付けるだけですが、センターパイプのフランジ取り付け部分の相手側が、恐ろしく錆びてるので、ワイヤーブラシ等で綺麗に馴らしてから取り付けます。
そうして錆の目立つ下廻りに、ピッカピカのステンマフラーが無事付きました。
これで排気漏れという整備不良が改善されますね。
車検も問題なく通せます。
テールエンドは大きくなりましたが、見た目も音もこの年代の社外マフラーにしては控え目で、嫌な感じはしません。
テールエンドのサイレンサーも形状は純正と似たオーバル形状なので、あまり関心のない方からは純正と思われそうなくらいです。
そんなディテールでも純正より錆び難い素材で、今後は沖縄ではなく大阪で使用するお車なので、マフラーに関しては錆の心配はかなり少なくなりましたね。
今となっては希少なE50エルグランド、廃番パーツも多くメンテナンスやリフレッシュは、現行車辺りのお車と比較すると、純正パーツの手配や代替品を探すのが大変ではありますが、まだまだ大事にお乗り頂きたいと思います。
受注生産品は納期が数ヶ月掛かる事もありますが、マフラー交換はコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。