2023年2月19日
トヨタ アクアの補機バッテリー交換です。
ハイブリッド車には駆動用のリチウムイオンバッテリー、所謂ハイブリッドバッテリーと呼ばれている物と、補機バッテリーという皆様周知の12Vバッテリーが存在します。
今回は馬鹿みたいにデカいハイブリッドバッテリーではなく、12Vの方のバッテリーを交換します。
12Vバッテリーは車種によって搭載位置はバラバラですが、ハイブリッド車は初見では特に搭載位置が分かり辛いです。
トランク廻りの下の方に搭載、トランク廻りの横のパネルの中に搭載、ベーシックにエンジンルームに搭載等々、国産ガソリンエンジン車では見掛けない位置に搭載されてる事が多い印象です。
さて、ではアクアはどうでしょうか。
実は12Vの補機バッテリーは室内に搭載されています。
その位置は何と後部座席です。
今回は初見ではないので、真っ先に右のリヤドアを開けましたが、初見ではまずこんな所にあるとは思わないと思います。
後部座席の下の樹脂カバー、何やら簡単に外せる構造になっています。
そんな怪しげなカバーをパカっと外してみると、
こんな感じにバッテリーが搭載されています。
こんな位置に搭載されてるので、交換時は結構無理な体勢を強いられますww
ですが、交換しないと終わらないので、準備を整えて交換します。
まず初めにバッテリーを外したくなる気持ちを抑えて、その前の段階のバックアップです。
バックアップは車両に搭載されてる故障診断カプラー、OBDⅡを使用します。
カプラー位置は運転席足元なので、この辺りでバックアップ本体を展開します。
そうしたらこんな感じの台形の端子を探してぶっ挿しますw
するとこんな具合になりますね。
あとはバックアップ本体を起動し、バックアップモード(メモリーセーバーモード)にしてからバッテリーを交換します。
ここまでくると気付いた方も居らっしゃると思いますが、そうなんです・・・
やってる事は通常のガソリンエンジン車と何ら変わらないんですww
まぁ、見慣れてる12Vのバッテリーなのでねw
という訳で、ガソリンエンジン車同様に使用中のバッテリーを引っこ抜いて、新しいバッテリーをどーんとセットしちゃいます。
新たに使用するのは『BOSCH Hightec EJ』、LN規格バッテリーです。
アクアはLN規格バッテリーと、従来型のB(小ポール)端子バッテリーの仕様があります。
間違うと取り付け出来ないので、交換前には必ずサイズ確認が必要です。
さてそうこうしている間にバッテリーも外せたので、用意したBOSCHのバッテリーを取り付けていきます。
その前に・・・
室内搭載バッテリーは「ガス抜き」用のプラグが刺さってるのですが、バッテリーには大抵2カ所のガス抜きプラグ挿入口があります。
使用するのは片方なので、+端子のカバーに付いてる栓を切り取って使用しないガス抜きプラグ挿入口に挿します。
後はバッテリーを元の位置に戻して、
忘れずにガス抜きプラグも刺し直して、
プラス・マイナスの端子を接続し、バッテリーを固定したら完了です。
後は外したシート下の内装パネルを戻して、バックアップを外したらOKです。
ハイブリッド車等の室内搭載バッテリーはガス抜きプラグに注意です。
通常それほどガスは発生しませんが、メーカーの万が一を懸念してのガス抜き対策なので、付けておいた方が無難です。
※ガス自体は可燃性になり、車内に蓄積すると火花(静電気やライター含む)等で爆発の危険性があります
ハイブリッド車のバッテリー交換も行っておりますので、コクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。