2022年6月5日
南大阪のタイヤ屋さんのコクピットさつま貝塚です。
本日は作業紹介ではなく、この時期特有の「梅雨」という事の備えについてです。
毎年恒例ではあるもののイヤ~な時期が、飽きもせずにまたまた到来ですねww
そんな梅雨の突入時期ですが、気象庁のデータでは近畿地方の梅雨入りは平年で6月6日頃とのこと。
気象庁の公開している過去のデータを覗いてみると、以下の様な結果になっています。
・5月下旬:11回
・6月上旬:38回
・6月中旬:19回
・6月下旬: 2回
こうしてみると6月の上旬が多く、5月下旬から6月中旬に梅雨入りしていることがわかりますね。
更に過去10年のデータでは5月下旬が1回、6月上旬が8回、6月中旬以降が1回と時期にブレがなく梅雨入りしている様ですよ。
過去3年間の梅雨入りデータでは2019年が6月27日頃、2020年が6月10日頃、2021年が6月12日頃という結果です。
これらに平年の6月6日頃を加味すると、2022年の近畿の梅雨入り時期は6月7日から6月16日くらいという予測になる様です。
梅雨入り時期(あくまで予測)が分かった所で、本題のお車の方の準備です。
まずは雨と言えばワイパーです。
画像の様に千切れていると払拭出来ずに、ワイパー作動で余計に視界が悪化しかねません。
千切れていなくても、ゴムの劣化で払拭性能が著しく低下している事もありますね。
雨の多くなるこの時期だからこそ、いつも以上に重要な部品となるのがワイパーです。
本格的な梅雨の前に画像の様な新品への交換がお勧めです。(交換推奨期間は約6ヶ月~1年)
千切れてるのは論外で、作動時に前方が見辛いだけでなくガラスを傷つけるかも知れません。
上:劣化品
下:新品
次にエアコンフィルターです。
雨とエアコンフィルターは関係ないと思うかもしれませんね。
ですが、内窓が曇った場合にはエアコンを使用すると思います。
その時の曇りが晴れるまでにかかる時間が、エアコンフィルターの状態に左右されます。
単純ですが、エアコンフィルターが汚れてると風量低下を招き、エアコンの効率低下に繋がる為ですね。
画像の様に埃等が詰まってると、ゴミが邪魔をして送風の妨げになってしまいます。
エアコンルーバーから出てくる風は、温風も冷風もエアコンフィルター通過後の風なので、画像の様な新品フィルターへの交換で、エアコンの送風効率改善を図りましょう。(交換推奨期間は約1年~1.5年、又は10,000km~15,000km走行毎)
そしてエアコンやワイパーを作動させるには電力が必要ですね。
車の電力はお察しの通り、「バッテリー」です。
エアコンを作動して、雨天時はワイパーも作動して、夜間は更に前照灯も点灯させて、お車によってはシートヒーターやオーディオもついてたりしますよね。
それらは全てバッテリーがちゃんと機能してるから使用出来るんです。
言い換えれば劣化してるバッテリーでは、本来の能力を発揮出来ずに何も動かせない・・・
つまり「バッテリー上がり」を引き起こします。
ですので、雨天時や夜間も安心して走行する為にも肝心のバッテリーは数年間無交換ならば、バッテリートラブル防止の意味で是非とも交換しておきたい部品です。(交換推奨期間は、お車のシステムにより左右されますが約2年~3年毎です)
バッテリーは見た目で状態を判断出来ないので、メンテナンス項目の中でも特に注意を払いたいところです。
そして走行する中で、こちらも重要な部品の「タイヤ」です。
路面と唯一接している部品で、残り溝が少なくなれば雨天時はスリップし易くなり、溝が沢山あっても空気圧不足で走行すると、これもまたスリップし易いんです。
溝が残っていてゴムの劣化も支障がなければ、タイヤローテーションや空気圧点検等の簡易メンテナンスを行い、溝が少なかったり経年劣化で溝が多い少ないに関わらず、ゴム表面の亀裂が多い場合は交換が安心ですね。
種類によってはベーシックな物から比較的雨に対応し易い物まで色々あります。
交換する際には個々のタイヤの特徴も気にしたいところです。
とまぁ長々と伝えて参りましたが、梅雨時期に色々気を付けたいのは大まかには以上の4項目です。
・ワイパー
・エアコンフィルター
・バッテリー
・タイヤ
ですが、細かい事を言ってしまえば車は消耗部品の集合体なので、ブレーキやライト類等々点検すべき項目は山の様にあり、ほぼ全ての部品は使い捨てです。
状態の悪い部品をダラダラ使い続けるよりも、使い捨て部品は必要に応じて交換する方が、安心・安全に繋がります。
梅雨等の雨天時は晴天時よりも、スリップによる事故発生率が高まり易いので尚更です。
梅雨入り前の準備が御済みでない場合は、コクピットさつま貝塚までお気軽に御相談下さい。