2022年5月24日
南大阪のタイヤ屋さんのコクピットさつま貝塚です。
MOMO・SPARCO・NARDI等のスポーツステアリングも取り扱っています。
そんなステアリングの交換作業を御紹介致します。
お車は人気の高い軽トラックのキャリイです。
現状は純正のエアバッグ付きステアリングが付いています。
まぁ見慣れた当たり障りのない純正ステアリングといった印象です。
そんな純正ステアリングの代わりに用意したのが、『MOMO PROTOTIPO BLACK』・『Works Bell ステアリングハブキット』です。
社外スポーツステアリングは純正からの交換ではステアリングだけでは付かないので、ステアリングを取り付ける土台となるステアリングハブ(ステアリングボスともいう)が必要です。
今回はステアリングハブはすぐに入荷しましたが、ステアリングの方が欠品で入荷に時間が掛かりました。
取り付けはエアバッグを外して、まずステアリングハブを取り付けます。
そしてステアリングハブのカバーを付けますが、ここで問題発生です。
と言ってもよくある事なので、特に困りはしないですね。
何が起きたかというと、ステアリングハブのカバーが、このキャリイに対して長過ぎてコラムカバーとガッツリ干渉しています。
そしてコラムカバーから少し離すと、今度はステアリングが付けられない状態に・・・
という事で、少々ステアリングハブのカバーをカットして取り付けます。
これは不良品という事ではなく、説明書にもコラムカバーに当たる場合はカッター等で切ってお使い下さいという注意書きがちゃんとあります。
これが終わればステアリングを付けて完成ですが、1回目のステアリングハブのカバーCUTでは、CUT量が足りずまだ微妙に干渉します。
なのでまたまたステアリングを外して、ステアリングハブのカバーも外して、更にCUTします。
一気にCUTし過ぎると見た目がゴソゴソになって見栄えが悪く、しかも後戻り出来なくなるので出来るだけ最小限のCUT量にするには、付けては外しての繰り返しで微調整という事になりますね。
そんな経緯を経て完成したのがコチラです。
スポーツステアリング独特のスポーク形状に、ブラックレザーが良い感じにマッチしました。
意外にも純正シフトノブとの組み合わせに違和感がありませんw
少し引いて見てみると車種の特性上装備の少ないお車なので、Aピラーカバーはなく鉄板剥き出しで、ドアウィンドウ上げ下げは手動式でドアパネルも最小限の範囲です。
ある意味現行のスポーツカーよりもスパルタンなインテリアなので、スポーツステアリングが良く似合いますね。
肝心のコラムカバーとの隙間は形状の違いで画像では分かり難いですが、純正と同じくらいの隙間で付きました。
これでステアリング操作時の擦れ音は皆無です。
とまぁこんな感じで、ステアリング交換は無事終了です。
試運転もしてますがステアリングセンターも特に変化なしです。
エアバッグがなくなった分、ステアリング操作は軽くなってそうですね。
ステアリング径は347mmなので、ほぼ純正に近いステアリング径です。
単純に安全と引き換えに軽さを手に入れた感じです。
正面衝突しない限りは何の問題もないと思いますw
ステアリングは運転中は常に触れるパーツなので、操作性や素材等拘りたくなりますよね。
ステアリング交換はコクピットさつま貝塚までお気軽に御相談下さい。