2020年12月7日
当店常連様の極上車のS2000のタイヤ交換とアライメント調整です。
ODOメーター走行距離はまだ驚愕の3万キロ台です。
絶版のスポーツカーはプレミアが付いて、全体的に中古相場が上がってますよね。
ボロボロの車でも驚く価格設定なので、このS2000は市場に出るとしたら恐ろしい価格になりそうです。
購入当時よりも査定が上がってるのは間違いないでしょうね。
さてさて作業の方はというと、まずはタイヤ交換からですね。
現在は廃版のPOTENZA S001が付いてるので、まずはこちらを外します。
サイドウォールが硬いのでBBSのリムに傷を入れない様に慎重に作業します。
※BBSに限らずタイヤ交換はアルミホイールにチェンジャー傷を入れない様に慎重に行ってますww
次に組み付けるタイヤはS001の後継モデルのS007Aです。
フロント用
リヤ用
キッチリ組み付けたら次はアライメント調整です。
まずはリフトを水平にして、アライメント測定の為のセンサーを取り付けます。
普段は別のお車もあるので、走行距離もそんなに大袈裟に進んでいません。それもあって数値は大きく狂ってはなかったですが、キャスター角のみ基準範囲から外れてました。
しかしよく見るとこの車種は、基準の適正範囲が狭いので基準から外れてはいましたが、大きなズレではなかったですww
ズレててもこの車種は全て調整可能なので、調整すれば全く問題ありませんね。
キャスター角の調整もあるので、調整してはステアリングを回して測定を行います。
勿論、狙った数値になるまでやるのですが、今回はズレが少ない事もあってかキャスター測定が1回で済みましたww
因みに調整箇所ですが調整できる場所には、偏心カムボルトが付いてるのが一般的ですね。
『リヤキャンバー』
『リヤトー』
『フロントキャンバー』
『キャスター』
『フロントトー』
こちらは偏心カムではなくタイロッドでの調整です。
調整が全て終了したら試運転です。
乗ってみた感じではかなりしっかりした感じです。
今回はメーカー推奨値という事でしたが、御希望が御座いましたらサーキット仕様のトーアウト・ハイキャンバーにも出来ますよ。
ただストリートでその状態で乗ると、タイヤ偏摩耗を誘発するのでお車の使用状況に応じて指定して頂ければと思います。
スポーツカーは、アライメント数値もセッティングの一つで変えてみると面白いですよね。
サーキットで走ってみて、「アライメントがコースに合ってない!」ってなる場合も十分ありますがねww