2020年7月25日
ZC33Sスイフトスポーツに『OHLINS DFV』サスペンションキットの取り付けです。
ロックシートやブラケットは組まれているものの、全て仮組みなので本締めされているメーカーの扱いに慣れている人程、注意が必要ですww
リヤの車高調整はスプリング側で行いますが、他メーカーに多いネジ調整式ではなく、シム調整なので数パターンの中から高さを選択する形です。
今回のオーダーは『フルキット』なので、スプリング等一式のセット物です。
スプリングレスキットで、他メーカーのスプリングやバネレートを変更する事も可能です。
アルミのショックアブソーバーなので、スチールと比べるとかなり軽量な造りです。
フロントのナックル部のブラケットはサンドイッチ構造で、キャップボルトで締め込みます。
ですが、母材はアルミなので締め過ぎ注意ですww
取り敢えずフロントを組み込んでみました。
アッパーマウントやベアリングは新品を使って組み込んで、スプリングのプリロードはメーカー基準値で組んでます。
各部規定トルクで締めて車体側の作業開始です。
まずはフロント、何て事のない構造なのでササッと進むのですが、スタビリンクのナットに錆止めの為なのかグリスがベッタリ付いていて、ヘキサゴンレンチがなかなか入らず、ここで少し時間が掛かりました。
外れたのでOHLINS DFVを1G状態で組み込みます。
減衰力は組み込む前に予めセット済みです。
フロントは倒立式なので、FF・4WDではドライブシャフトがあるので調整し辛いのです。
とは言っても、「やっぱりもうちょっと柔らかく」とか仰られると、調整せざるを得ないのですがww
車高やホイールによっては、都度ジャッキアップですね・・・。
お次はリヤです。
リヤもシンプルな構造なのでササッと進めていきます。
シムは10mm厚でセットし、純正比約30mmのローダウンです。
フロント同様1Gで締め付けますよ。
リヤは正立式ダンパーなので、減衰力は上部になります。
取り付けはかなり簡単な部類ですね。
装着前後の外観はオーナー様の御了承を得ていないので申し訳御座いません・・・。
試運転した感じでは、流石OHLINSという感じでステアリングフィールもよく、しなやかな足という印象です。
ただ、スポーツサスペンションなので好みが分かれるとは思います。
今回のオーナー様も高速域は安定してるけど、市街地の低速域は不快な反発があると言われました。
減衰力を前後最弱にしてみて乗ってもらってますが果たして?といった感じです。
スポーツサスペンションにしては、かなり乗り心地も考えられたサスペンションですが、やはり反発は気になる方は気になる様です。
DFVシステムで不快な反発はかなりキャンセルされているのですが・・・。