2019年10月28日
週末ドライバーのお客様のタイヤ交換です。
ODOメーターの走行距離は、約12,000kmなので全然乗ってないですが、やっぱり新車から五年も経つと溝の擦り減りではなく、先にタイヤのゴム自体の柔軟性がなくなりヒビ割れてきますね。
ではどんな状態か見ていきましょう。
まずはタイヤの角部分ですが、割と大き目のヒビが発生しています。
こんな感じのヒビが全周に渡って発生しているので、溝が残っていてもタイヤは交換した方がいいですね。
次に側面ですが、ロゴの上部に溝の様なデザインが有りますが、これが一周ぐるっとかなり深めのヒビが入っています。
走行中のタイヤはドライバーには分かりませんが、ゴムの伸縮動作をしています。
ですので一度ヒビが入るとその動作の影響でヒビは肥大化し、最終的には裂けたりします。
所謂バーストという現象ですね。
肝心な残溝はというと、溝の深さだけで考えると十分残ってます。
が、しかしながらこの部分も劣化が進み、溝にもヒビが入っています。
つまりタイヤ全体がヒビだらけです。
よく「車検は通る?」と聞かれますが、タイヤの状態の車検の基準は残溝だけなので、一言で言えば車検は通ります。
ですが安全面を考えると、要交換となるのでお店によっては「車検は通せない」って言われる事もある様です。
こんな状態に劣化すると、車検云々より『安全性能を買う』というイメージで、当店は無理強いはしませんが、やはり交換はオススメしたいですね。
安心な状態で運転するのと、不安要素を抱えたまま運転するのでは全然安心感が違いますよww