2023年5月28日
C25セレナのラジエター交換です。
ハイパワーを求めてって感じではなく、故障からの修理作業です。
コチラがラジエターアッパータンク周りですが、ラジエター故障の定番で、タンク周辺から駄々漏れ状態です。
多少でも圧力が掛かると、ラジエターキャップ付近から噴水の様に放物線を描いてLLCが噴出してます。
このままではいつかオーバーヒートを引き起こし、その次はエンジンブローに繋がってしまいます。
そのぐらいラジエターからの水漏れは致命傷なんです。
修理業者に出す事も可能だと思いますが、コストを抑えた社外新品ラジエターを使って交換修理していきます。
なので、まずはブローしてしまったラジエターを外します。
外してみると、タンク以外にもコアから漏れた形跡も・・・
末期症状というか完全にお陀仏ですね。
そして新品で用意したのは日産純正の半値以下で購入出来る社外新品ラジエターで、今回は『KOYORAD』のラジエターを使用します。
モータースポーツのイメージが付いてると思いますが、実は純正品相当の一般的なラジエターも製作されてますよ。
で、間違いないとは思いますが形状の確認をしておきます。
はい、形は何ら問題ありませんでしたww
純正って言われても気付かないくらい形状が同じです。
後は横に付いてるスポンジや、ホース類等を付けたら車載準備完了です。
勿論ラジエターには付属しないので、別途用意する必要があります。
後は取り付け・・・
と、いきたい所ですが車体側はLLCがそこら中に飛散してるので、大量の水で粗方洗い流します。
その後に搭載して、細かいホース類等のゴム部品もついでに新調しまして、搭載完了です。
仕上げにLLCを注入して、しっかりエア抜きを行えば作業終了ですね。
エンジンを回しながら、LLC漏れがないかしっかり確認しましたが、問題ありませんでした。
ラジエターの初期不良もなかったので、これにて修理完了です。
最後の誤算がLLCを洗い流したらバンパーの隙間から大量にLLCが流れてきましたww
最後に洗車はするので構わないですが、PIT内が大惨事です・・・
何はともあれ、ラジエターの交換修理でLLC漏れは完治しました。
C25セレナは持病と疑いたくなるくらい起こるトラブルなので、同一車種にお乗りの方は早期交換でトラブル回避もありかもしれませんよ。
これからまだまだ暑くなります。
バッテリーも重要ですが、こんな時期にラジエターがパンクすると、即オーバーヒートになりかねません。
暑さが本番を迎える前に、水回りの点検を御願い致します。
今回問題だったのはラジエター本体だけでしたが、後でゴムホースが裂けると二度手間になるので、ラジエター付近のゴムパーツは併せて交換させて頂きました。
LLCが循環しているホースは他にもありますが、最低限ここだけはって感じの交換箇所です。
【交換した物】
コチラの画像の物を全て新調しています。
まだ10万kmも走ってないお車の故障によるラジエター交換でした。(メーターは80,000kmくらいだった気が・・・)
こういった修理作業も行っておりますので、コクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。