2023年3月30日
ライフ(JC1)の車検整備作業です。
早速リフトにセットされていますが、色々と消耗部品のメンテナンスが必要な状態なので、しっかりメンテナンスさせて頂きます。
まずはエンジンオイル&エンジンオイルフィルターの交換です。
基本的なメンテナンス項目ですが、随分と放置気味でしたので車検時に交換です。
オイルを抜いたら今度は新しいエンジンオイルを注入します。
今回は『elf ALLEZ SUPER ECO 0W20』を使用しています。
緑色で汚れた廃油と思う方もいらっしゃるでしょうか・・・
御安心下さい。
モリグラファイトという添加剤による色なので、このエンジンオイルでは正常な色なんですw
オイル交換の次はタイヤ交換です。
前回のタイヤ交換から期間はそんなに経過していない筈なんですが、指定空気圧の半分以下の空気圧で走行していたので、あっという間に溝が無くなりました。
そんな訳でタイヤ交換が必須です。
価格を抑える為に在庫限りのNEXTRYで交換します。
タイヤの次はLLCです。
このお車は純正ではウルトラeクーラント、通称スーパーLLCで色はブルーの筈なんですが、何故かグリーンの液が出てきました・・・
補充時にグリーンを足して混ざっている可能性がありますね。
寿命が違うだけで使用は問題ないのですが、変色等の判断がし辛くなるので、基本的には同色のLLCで補充する方が無難ですねww
LLCが抜けたらエンジンオイル同様に、新しいLLC(勿論ブルーですよ)を注入し、それからLLC交換ではマストの‶エア抜き作業”です。
ロアホースが熱くなってサーモスタットが開くまで、しっかりとエア抜きします。
後は交換時期が迫っている部品を、トラブル予防で早期交換したり、使用期限が過ぎた部品を交換したりといった感じです。
まずは電装品の必需品、「バッテリー」の交換です。
まだエンジンは掛かりますが、年数的にそろそろ限界が近そうなので、念の為に交換しておきます。
使用したのは『ECO LONG SAVE』です。
次はワイパーブレードです。
払拭性能の低下は雨天時の視界確保の妨げになり、ワイパーを動かした方が視界が悪くなるなんて事もあるので、ワイパーに関しては性能が低下する前に定期交換した方が自損事故は防ぎ易いと思います。
貰い事故は防ぎようがないですが、そんなに高価でもないワイパーの不良で自らが事故の加害者になったり、単独事故を起こしてしまうのは馬鹿馬鹿しいですよね。
今回はリヤワイパーを含め、3本全て交換致しました。
使用したのはBOSCHのスタンダード品、グラファイトラバー採用のトーナメントタイプです。
お次はエアコンフィルターです。
車検時に交換してそのままの様ですので、丸々2年は使いっ放しですね。
これも交換時期を過ぎている上に、既に花粉は大量に飛散している状況なので、走行に関して必ずしも必要ではないですが、エアコンを使わない人は居ないと思いますww
エアコンを使用するならエアコンフィルターは交換しましょう。
そしてエアコンを使用しないなら、エアコンは潔く捨てましょうww
その方が軽量出来て燃費も良くなります。
まぁそんな事をするのはサーキット専用車を作製する場合くらいですよねww
エアコンフィルターはいつもの『BOSCH アエリスト エコ』を使用しました。
お次は出番が来ないに越したことはない発煙筒の交換です。
期限が切れていても車検は通過出来ますが、いざ使う時に不備があると問題ですよね。
というか使用しないといけない状況にはなりたくないですが・・・
そして発煙筒は滅多に使用する機会がないので、「使い方を覚えてない」とか「そもそも使い方を知らない」、という方も多い様です。
そこで最近人気なのがLED信号灯という部品です。
発煙筒の役目を担う製品で、電池交換部のキャップを捻るだけで点灯という、シンプルな操作で誰でも簡単に使えます。
注意点は電池切れくらいでしょうか?
この他にも交換部品はあります。
まずはブレーキング時にキーキーうるさいブレーキパッド及びブレーキローターをゴッソリ交換です。
ブレーキパッドが完全に無くなって、ローターをゴリゴリ削ってしまっているので、研磨は厚み的に不可能ですので、新品交換です。
交換ですとは言いましたが、当店は整備認証工場では御座いませんので、分解整備に該当する作業はいつもお世話になっている、提携の整備工場にて行います。
使用するのは純正ではなく、純正よりリーズナブルな『DIXCEL KS』です。
軽自動車専用のブレーキパッド・ローターセット(フロントのみ)です。
フロントはこれで安心と思いきや、提携先からの御連絡で「リヤホイールシリンダーもダメです」との連絡があり、前回オーバーホールして頂いた筈ですが、ホイールシリンダー内の錆や傷が深かったのか、ブレーキフルード漏れが発生している様でした。
漏れているのは片側でしたが、不安なので気持ちよく左右共丸ごと交換です。
※ホイールシリンダーとはドラムブレーキを油圧で作動させる為の部品です
後はブレーキ関連ではブレーキフルード交換と、ブレーキランプが左右球切れしていたので交換しました。
ブレーキランプは当店で作業をしましたが、ブレーキフルード交換はホイールシリンダー交換で必須作業になってしまうので、提携先で行って頂きました。
リヤのブレーキフルード漏れは、漏れた形跡がないので安心していましたが、ダストブーツをめくったらブレーキフルードが溜まっていたとの事ですので、キャリパー同様にシール部からの漏れですね。
若干のトラブルはありましたが、色々メンテナンスさせて頂き、最終的にはブレーキフルード漏れも完治し、無事車検に合格出来ました。
後は洗車等の仕上げをして、お引き渡しです。
認知度が低いですがメンテナンスや車検も行っています。
修理箇所によっては提携の指定整備工場で行わなければいけない場合もありますが、車検やメンテナンスもコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。