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下廻りをHITしたのでブーストが掛かり難い・・・

2022年12月31日

ランサーエボリューションⅦ(CT9A)の、修理作業の御紹介です。

 

盛り上がった砂や灰の中に縁石があったとは気付かずに、そのまま進行した結果強烈な衝撃が走った様です。

下廻りの何かしらにトラブルが出てしまった様で、ブースト圧が掛かり難くなってしまいました。

 

外観では目立つ様な外傷がなく、何が壊れたのかが分かりません。

取り敢えずは年数的な事も考えてターボホースの裂傷も考えれるので、一旦ターボホースを交換してみます。

 

 

という事でこちらを用意しました。

ターボホースとホースバンド一式です。

 

 

上からも下からもアクセスが必要なので、ひとまず大量のクリップを外して下を覗ける様にして、一通りホースの状態を確認します。

一見何ともなさそうですが、一部まだ確認出来ないので・・・

 

 

 

 

 

フロントバンパーも外します。

前置きインタークーラーなので、バンパーを外さないと詳しく点検できませんね。

 

 

するととんでもない惨状が目に入りました。

運転席側のアルミパイプがぐっちゃり逝ってしまってます。

これが原因でブーストが掛かり難い様ですね。

 

という事で交換部品を追加発注決定です。

あ、因みにインタークーラーも曲がってるので、コチラも交換します。

 

社外品でコストを抑える事も考えましたが、オーナー様が「チューニング車感は出したくない」との事でしたので、全て純正で手配します。

インタークーラーはメーカー残り1点でした。

当店が引き上げたので、この瞬間に廃版となりましたww

 

 

 

 

で、後日新品のパイピングとインタークーラーが届いたので作業再開です。

 

 

 

続きの作業でまずはパイピングを交換します。

 

本来はこんな風にパイプの両端は真円な筈なんですが、

 

 

ぐっちゃり逝ってる方は、外してみるとより惨状が明確になりました。

当たった速度は低かったみたいですが、かなりの衝撃ですね。

 

ここまで変形すると吸気抵抗が激しく、まるで競技車両の“エアリストラクター”を装備してる様なものです。

 

 

ターボホースも同様に変形してますが、パイピングに完全密着は出来ておらず、隙間から吸気漏れを起こしていました。

パイプの変形で抵抗は大きく、ホースの変形で吸気漏れともなると、そりゃまともにブースト掛かりませんね。

 

 

で、インタークーラーはというと交換したパイピングと反対側がトラブってました。

こちらも正常な場合はこの様に真円なんですが、

 

 

クラッシュした衝撃で片方が楕円になってます。

このまま新品のターボホースに交換した所でまともに密着してくれる気配がないので、高額出費になりますがインタークーラーも交換します。

 

 

エンジンルーム内等の他のターボホースは既に交換済みなので、追加交換部分を早速交換していきます。

 

途中写真はないですが、交換完了しました。

フレームに大きな曲がりはなかったみたいで、ボルト位置が全然合わないなんて事もなかったので無事にパイピングとインタークーラーが交換出来ました。

 

後はフロントバンパーを取り付けて終了です。

レーシングではちゃんと吹けますが、正圧までブーストが掛からないので念の為に試走します。

とはいえ街中なのでそんなにブーストを掛けられませんが・・・

 

 

 

交換後に暖機も済ませ、試運転で少しブーストを掛け気味で走ると、正圧まで綺麗にブーストが掛かる様になりました。

正常な状態に復元出来ただけなので、パワーアップ等をした訳ではありませんが、ちょっとの期間異常があっただけで、元通りになると何だかパワーアップした錯覚に陥ります。

 

 

という訳で修理が完了したので、これでまたランエボらしい走りを存分に満喫出来ますね。

 

 

今回はチューニングではありませんが、インタークーラーやパイピング等の交換はコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。

今回の様な軽修理も大丈夫ですよ。

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