2022年12月26日
プリウスPHVのバッテリー交換です。
バッテリー交換といっても、ハイブリッドシステムの巨大なバッテリーではなく、皆様も見慣れている方のバッテリー(補機バッテリー)の交換です。
エンジンルームに鎮座している事が多い“アレ”ですね。
という事でまずパカっとボンネットを開けてみます。
すると見易い位置にバッテリーがいました。
30系プリウス等の先代プリウスは、リヤラゲッジスペースにバッテリーが搭載されていたので、荷物が多いとアクセスが大変でしたが、50系プリウスはバッテリー搭載位置としては一般的な、エンジンルーム内にあります。
ユーザー様視点からすると全くもってどうでもいい事この上ないけど、整備性が良くなりましたねww
ただバッテリーの規格は欧州車で見掛ける事が多い『EN規格バッテリー』が付いてます。
国産車ユーザーの方々はまだまだ見慣れない形式のバッテリーですが、近年のトヨタ車を中心に国産車でもEN規格バッテリーを採用しているお車が増えています。
プリウスPHVもその内の一台です。
当然使用するバッテリーは同形式のバッテリーが必要になりますので、『Tuflong EN』をご用意致しました。
交換前とメーカーは変わりますが、規格やサイズに互換性があれば問題ありません。
欧州規格とはいえバッテリー交換はどうという事はないですが、そのまま交換すると後々の設定が大変になるので、無難にバックアップを繋いで作業を進めます。
大体の車両にはOBD2という“故障診断カプラー”というモノが付いており、当店で使用しているバックアップはこのカプラーを使用します。
という事でまずはバックアップの準備です。
バックアップ本体にオプションのコネクターを繋ぎまして・・・
先程の車両側カプラーにドッキングします。
そして本体はバックアップ(メモリーセーバー)モードに設定したら、やっとバッテリー交換の準備が完了です。
後はいつも通りのバッテリー交換作業で、新旧の載せ替え作業を行うだけです。
交換後は繋いだバックアップを取り外して、一応念の為に各種設定項目がリセットされていない事を確認したら、バッテリー交換完了です。
これでまた暫く安心できますね。
バッテリー上がり予防にはバッテリー交換が効果覿面です。
バッテリー上がりといえば「ジャンプスタート」が一般的ですが、ハイブリッド車のバッテリーはひ弱なので、通常車から電気を貰うのは構いませんが、ハイブリッド車から通常車への給電はNGですので、覚えておいてくださいね。
バッテリー上がりに関してはハイブリッド車は自分本位になってしまいますが、ハイブリッド車側の負担が大き過ぎるので、お車を壊さない為にもハイブリッド車からの給電は駄目ですよ。
救援される側がセルモーターを回すと・・・
みなまで言いませんがお察し下さい・・・
話は逸れてしまいましたが、バッテリー上がりを起こす前のバッテリー交換をお勧めします。
バッテリー交換はコクピットさつま貝塚まで御気軽に御相談下さい。