「1Gでの締め直し」もアライメント作業にて用意
足まわりのゆがみをリセットする「1Gでの締め直し」もアライメント作業にて用意
足回りの締結箇所をフリーな状態にして、車高調整などでラバーブッシュに生じたねじれを解放することにより、クルマ全体にかかるゆがみを一度リセットします。その後、アームやブッシュが受け持つ本来の負荷(1G)を与えた状態で、各箇所を締め直します。
これはサスペンション自体がその役目を十分に果たせなくなることを防ぐためですが、1Gでの締め直しを行うことによって、サスペンションがしなやかに動くようになり、乗り心地にもよい影響を与えます。
※一部店舗では分解整備に当たる足回り部品の交換を実施しておりません。
店舗での実例
コクピット福島:車高調のパフォーマンスを最大限に発揮するための1G締め直し
納車されたばかりの新車のトヨタ アルファードに、CUSCO street ZERO A 車高調を装着しました。乗り味もチューニングも走行ステージに合わせて自由自在、「全長調整式車高調整」と「減衰力40段調整」を採用したCUSCO streetシリーズ最上級モデルですが、その性能をしっかりと引き出すために、「1G締め直し」をしながら組み付けしました。
コクピット北6:アライメント作業時の1G締め直しで足回りの動きをスムーズに
一見、スイフトスポーツト見紛うばかりの“スイフト”のアライメント作業を実施。ホイール交換はもちろん、車高調を装着しローダウンするなど各部に手が入っていますが、今回は1G締め直しも行っています。ゴムブッシュのストレスを取り除くことによって、足回りをよりスムーズに動くようにするのが1G締め直しですが、ブッシュの劣化を抑える効果も期待できます。