2019年10月8日
先日タイヤ交換をさせて頂いたプログレのアライメントを行います。
足廻り・ホイール共に新車からの標準装備で、
タイヤは静粛性・乗り心地を兼ね揃えたブリヂストン REGNOを選択。
目視で確認できるほどのタイヤの偏摩耗はなかったものの
リヤが落ち着かないとの要望があり、アライメントに至りました。
測定データでは、まさにリヤのタイヤ角度が基準値外でした。
リヤはキャンバーの調整カムがあり、左右基準値まで戻すことができました。
リヤのトゥも調整によりベストな状態に。
これでリヤが落ち着かないという不安は解消されたと思います。
フロントもキャンバーとトゥが調整でき、希望の数字に仕上がりました。
実際はこれで終了なんですが、
年数と距離を考えてホイールエクステンダーによる作業を追加します。
ホイールエクステンダーによる作業は、
フロントタイヤ・ホイールに適度な負荷をかけて走行時の状態を作ります。
ほとんどの自動車は、走行時にフロントタイヤが開くトゥアウトの状態になります。
アライメントのフロントトゥ基準はトゥアウト現象を想定して少しトゥインにしていますが、
実際にホイールエクステンダーを使ってみると左右でアウトに開きの差があり
このままではハンドルセンターがずれてしまいます。
これは車のブッシュ等のゴムの劣化が左右で異なることで起こり、
ブッシュの劣化は切れたり・裂けていれば交換となりますが、
目視でもわからずガタもなければ通常交換までは至らないのが現状です。
今回はアライメントとホイールエクステンダーを使って、
走行時のタイヤ性能を最大限引き出すことができたと思います。
~ありがとうございました。~