2018年8月20日
今回はアウディTT(8N)で、ハンドルを切ると足廻りから
異音がすると依頼があり、状況を見てみます。
エンジンルーム内の右のアッパーを観ると、
中央が浮いているのがわかります。
ジャッキアップすると、この隙間がなくなり
ストラット全体のガタが確認できたので
ここから攻めてみたいと思います。
右が新品アッパーマウントとマウントベアリングです。
左が装着されていたマウントとなり、メーカーは違うのですが、
やはりこれまで使用していたマウントは
随分と劣化しているようにみえます。
ビルシュタインのネジ式車高調が奢られていて
右側が交換後、左が交換前となります。
アッパーマウントの厚みの違いが一目瞭然で
この厚みの差が隙間を生み、ガタが出ていたんですね。
ちなみにマウントベアリングは回転方向に少し違和感がありました。
上の写真と較べて隙間とガタはかなり小さくなりました。
今回の作業で異音は消えましたが、慣らしが終わるまでわかりません。
”異音”の問題はなかなか難しいもので、
はっきりこの音とわかれば解決は早いのですが、
たまに出る音は時間がかかるものです。
次に音が出るようならば、ひとつひとつ怪しいところを修理していきます。