2019年11月22日
こちらの写真は、車高調整式サスペンションを取り付け、車高を一番下げ、タイヤを取り付け、接地させた状態のものです。
写真中央にある黒く、先端が丸いゴムの部品がバンプラバーになります。バンプラバーは、ショックアブソーバーがストローク(伸び縮み)する際に、ストロークしすぎて底づきするのを防ぐ役割を持っています。ショックが底づきを起こすと異音や、振動が発生するため、本来の性能を発揮できなくなります。
車高を下げると、ストローク量も短くなります。純正のバンプラバーは純正の車高に合わせて設計されているため、上の写真のようにロアアームとの隙間が少なく、大きな段差等を乗り越えた際などにバンプラバーとロアアームが当たってしまい、突き上げによる振動、異音が発生してしまいます。
そんな問題を解決するのがショートバンプラバーです。純正バンプラバーをカットする等の方法もありますが、カット量を誤ると、ストロークのしすぎで底づきを起こしてしまうことがあります。また、先端のやわらかい部分をカットしてしまうので、もしラバーとアームが当たってしまった時により大きな突き上げによる振動、異音が発生してしまいます。
こちらの写真はショートバンプラバーを取り付け、接地させたものになります。純正バンプラバーに比べ、ロアアームとの隙間が大きくなっているのがわかります。ショックの底づきを防ぐ役割を果たすのはもちろん、この広がった隙間の分、突き上げを防ぐ事もできます。
車高調整サスペンションキットにショートバンプラバーが付属している場合もありますが、純正のバンプラバーのまま、車高を大きく下げる場合は、突き上げによる振動、異音が伴ってきます。
ローダウン後の突き上げによる振動、異音が気になる方は、ショートバンプラバーの取り付けにより解決する場合もありますので、ダウンサス、車高調の取り付けと共に是非いかがでしょうか。
いつもコクピット前橋をご利用いただき誠にありがとうございます。