2021年5月26日
トヨタ アルファード ANH20
当HPを閲覧頂き、今回初めて当店をご利用頂いたオーナー様の車輛。
都内よりお越し頂きました!
カーディーラー筆頭に、お近くにもさまざまなお店が有った事と思われますが
神奈川県の当店まで足を運んで頂きました。
これぞWEB/HPでの発信のたまものかもしれませんね♪
「昔に比べて、乗り心地が変わった!」
「高速道路などでフラフラするし、段差での乗り心地が悪くなった」
との印象を抱き、どうにかならないものかと色々探していたというオーナー様。
当店においての同一車両での施工事例や、同様の問題を抱えている車両の施工例などをご覧いただき
「自分のも同じようにできるのか!?」
と思って頂き、ご来店となりました♪
「HPの記事を読んで、自分のにも当てはまるのか?施工は可能なのか?知りたくて…」
わざわざご来店頂き、ありがとうございます♪
足回りリフレッシュの件ですね! 車は20系。ウンウン。因みに走行距離は???
「10万超えてますね」
107486kmですか!!!
であるならば、確定ですね。リフレッシュする時期に既に突入してますね。
「やはり、そうなんですね…」
はい。早い場合は10万km手前で違和感を覚え、ご相談を承っています。
当然、施工後には変化も体感して頂いておりますョ。
ただしここで気を付けなくてはならない事が1つあります。
!!??
それは
乗り心地が良くなる
と言う言葉です。
乗り心地 の「心地」に対する評価基準って無いんですよね。。。。。。
また、良くなる の「良く」も同様に良さは十人十色。。。。。。。。
何をもってして心地良いのか!?
当店での施工において推奨させて頂いている商品は、
販売メーカー様もがメンテナンス用と謳うも、あくまでも純正対比での強化/対策品です!!!
違いを付けて差別化を図ってこその社外品でありアフターパーツです。
そこを履き違えたまま、装着されますと、良い物を悪く感じてしまうことも。。。。
なので、
その辺をよぉ~くお考え頂きたく存じます。
無論、当店においては純正品よりも断然社外品をお勧めさせて頂いておりますが
すなわちそれは
元に戻る!!! 新車時へ復活!!!
ではございませんので、ご注意願います!!!!!
つまり、純正の状態とは違う場所へ誘います 笑
そんなお話を色々させて頂き、ご納得頂けた上で後日施工へと移らせて頂きました☆
施工前、10万キロ走行の足回りでの
アルミホイール下端~フェンダーアーチトップまでの距離は上の画像の通り。
足がヤレているならば、新品へ回復の際には車高が上がる筈!!!
ってか、それだけヤレてヘタった証拠。
ご用意させて頂いたのは
KYB NEW SR SPECIAL(KYB ニュー エスアール スペシャル)
ショックアブソーバーでございます。
純正ショックの減衰力を3~5段締め込んだ乗り味。
犠牲を出さない程度に固めたショックと言った感じですかね。
ショックはオイルやガスを封入し、作動しております。
いわば劣化は当然と言う事ですね!
そんなショックアブソーバーと共に定番で交換させて頂いているのが
純正サポートパーツ
こちらの大半は、メーカー純正部品を使用致します。
まぁ社外品が無い事が最大の理由ですかね!
主にゴム/ラバー製品が大半を占めます。
こちらも常に負荷を掛け続けている部分ですので、経年劣化は避けられません。
またこれらのパーツはインシュレーターや緩衝材と言った役割も担っているので
劣化損傷による乗り味への影響が大きいと判断しております。
足まわりのリフレッシュを行う際には必須の部品と言えるでしょう!
いきなりですが作業は進み、組み上げ品(左)と手付かず品(右)。
スプリングは再利用しております。
スプリングも経年劣化と共にヤレる部品とは認識しておりますが、
乗り味に差が生まれる程では無いとも思っており、
当店ではリフレッシュメニューの際は再利用させて頂いております。
よって、スプリング以外が全て新品となる訳です♪
こちらはオマケな画像ですが
ショックをナックルに止めているロアボルトです。
ボルトを通す穴は整備性の為にボルト外形よりも1周り程大きな穴となっております。
その隙間に、水やら泥やら埃やら何やらと、不思議と入り込むもんで画像の様になってしまいます。
こうなったボルトは抜き取る際にもキッチキチになりちょっと面倒。。。
それを組み直すともなればもっと面倒!
って事で、当店では再利用する際に
ボルトを磨いてから使います。
そしてそのままでも良いのですが…
特筆ネジ部には百瀬汁なるものを塗布!!!笑
ネジ噛み込み防止・錆付き防止・作業性向上・再メンテ時の事まで考慮し塗布しております。
ショック+取り付け部品の準備が整い、車輛へ取付!
ショックの固定時には、1G締め付けを実施♪
リフトアップ上で架空の1G接地状態と言う負荷を足に与えた状態で、各ボルト&ナットを締め込みます。
今回の車輛においては、スタビリンクロッドも劣化が進んでいたので同時に交換。
この部品については、純正同等品の商品をチョイス!
価格は抑えめに☆
外したリンクロッド。
ブーツが切れてグリスが吐出してしまっていま!!
この状態ですと車検すら通らないはず。
ここの動きが鈍くなるとスタビライザーの入力反応が鈍くなり
ステアリングを切る→傾く→一瞬遅れてスタビが作動→浮き上がりを阻止
となる感じ。本当なら
傾くとスタビ入力が同時のはずなのですが、リンクの動きが鈍くなるせいで遅れが生じます!
残すはリアのみ!
アルファードのリアはサスとショックが別々。
ショックはほとんどASSY交換となり
画像左上に薄っすら映っているスプリングの上下サポートシートも交換!
ショックの動き改善と
サスのダイレクト感緩和を目的とします。
ダイレクトはなんだか聞こえ良いですが、金属製品のダイレクトは凄まじく違和感でしかありません。
かなり辛い物が有るのが実情です!
そして、
こちらが、今回役目を終えた純正部品達。。。
10万キロもの間、2t近い重さを支えてくれていた訳ですからね!
御苦労様でした。
そして足回りをバラしたのであれば、仕上げは
4輪アライメント調整
車の骨盤矯正ですね!
人間の体と同じ☆ 骨盤が歪んでいては何をどうしても緩和には繋がりませんよね??きっと!?汗笑
車のタイヤ4輪の地面への接地角度にも同じ事が言えます。
良く言うタイヤの接地面積は平均して1輪に付きはがき枚分程度。
https://tire.bridgestone.co.jp/about/knowledge/roles-functions/index.html
↑(ブリヂストンタイヤHP タイヤの役割紹介)
その僅かな面積で2t前後の車重と車内の安全安心/命を支えています。
そんなタイヤの転がる向き=角度
自転車のハンドルをふざけて誰かが勝手に向けてる状態・・・ありえないですよね??
足回り作業後は必須ですが、それ以外でも定期メンテナンスが必要です!
その後、試走を繰り返し実施し
作業は完了♪
見た目は・・・・・・普通ですね☆笑
そして当初測っておいた車高はいかに!?
66㎝だったものが66.5㎝へとアップしました!!!
0.5㎝の車高アップ☆
この0.5㎝分の足の復活がもたらす走りへの影響は計り知れませぬぞ。
同時に純正の足がヤレていた証拠にもなりましたね。
こうして今回依頼を承った
足回りリフレッシュ施工
は完了いたしました。
過走行車が大半を占める施工内容でございますが
ヤレていなくとも味変したい時にも有効な施工内容です☆
過走行が車を手放す理由にはなりません!
買うより
直した方が
断然お得ですしね☆
足回りもエンジンオイル同様に立派なメンテナンス箇所と言う事でございます。
500㎞走行後の点検時に、オーナー様へお伺いすると
「全然良い感じですよ☆走りやすくなった!普段も高速も!!」
「何なら昔より良い感じ♪これならまたしばらくは乗ってられそうです■」
とお言葉頂戴致しました!
ほんの一例ではありますが…。
是非、今回の様な内容でお悩みの方がいらっしゃいましたら
一度当店へご相談ください。検討の糧にはなるかと思っております。