2020年10月7日
トヨタ/GGH25 ヴェルファイア
長年使用し続けた車高調がヘタり、路面の凹凸を乗り越える際に「ゴトゴト」と異音が発生し、
それに悩まれていたオーナー様。。。
人気のミニバンなので、車高調は各メーカーから何タイプものラインナップがありますが、
ほかのお店で車高調の相談をしたものの、
オーナー様が知りたかった、それぞれの車高調の性能の違いや、
走行フィーリングについては聞けなかった為、
WEBで足回りの得意そうなお店を調べた所、当店のホームページに行きつきご来店されました☆
オーナー様は、おクルマを通勤のほかご家族様とのレジャーなどにも使用されていています。
そこで街乗りから高速までオールマイティーに性能を発揮する車高調がオーナー様にはベストと考え、
私がチョイスしたのは・・・
CUSCO製 ストリートZERO A
でございます☆
なぜこのモデルをチョイスしたかというと・・・
街乗りでの乗り心地の確保をしながら、高速走行時の安定感も高く、
柔らかすぎなくて、シッカリ感の高い車高調なんです☆
さらに!!
アッパーマウントが純正形状を採用していて、
各メーカーよりもアッパーマウントやスラストベアリングの耐久性が高い事も見逃せません!!
減衰力40段調整も採用しているので、よりオーナー様のお好みの乗り心地にセッティングが可能なのも
チョイスした理由の1つです!!
20系アルファード・ヴェルファイアのリアは、純正アッパーマウントを再使用して組み付けます。
長年の使用でブッシュ関係も潰れていたり、痩せてきたりしますので
そのまま再使用すると異音が発生しやすいので
リア周りのみ、新品の純正サポート部品一式をご用意しました!!!
それではフロントから作業を進めます。
交換前の某メーカーの車高調です。。。
見るからにヘタりきっていまますね。。。汗
今まで装着していた車高調と比べ
CUSCO製の車高調はショックもスプリングも径も太くなっていて、
ストラットのブラケットも鉄板を厚くしているので
ハードなスポーツ走行にも対応する高い強度を持っています☆
ストラットのボルトは水垢がたっぷり。。。汗
このままの状態だとボルトやナットのネジ部の損傷に繋がったり、
固着の原因にもなってしまいます。
これも当店では毎度のことですが、
ワイヤーブラシで入念に水垢をとり、ストラットボルトをきれいにお掃除!!
ナットもスルスルを回るようになりました~♪
細かい作業ですが、案外ボルト磨きをやっていないお店が多いんですよね。。。
もう手慣れた作業なので、
サクサクっと取り付け完了です☆
続いてはリアに取り掛かります!
リアもなかなかのヘタりっぷり。。。
リアもフロント同様にサクサクっと組み付け完了~♪
アッパーマウント、スプリングインシュレーターは新品です!!
そして、ローダウン車にはマストアイテムの
CUSCO製 オートレベライザーアジャストロッド
ローダウンによって光軸を下向きになってしまうのを適正位置に修正する為のアイテムです!!
このトーションビームに取り付けられている横棒が純正です。
本来は黒いステーが下に向いているのが適正位置ですが、
ローダウンによってステーの位置は斜めに。。。
交換後の画像を撮り忘れてしまいましたが、
ロッドを純正よりも長くしてあげる事で、ステーの位置を適性の下向きに調整しました!
光軸も上向きになり、夜間の視認性も確保できます☆
そして今回はコクピットオリヂナルメニューの
1G締め直し
も施工を致します☆
ローダウンによってサスペンションアームのブッシュにネジレが生じ
そのブッシュのネジレによってアームの可動域が少なくなってしまい、
ゴツゴツとした乗り心地になってしまいます。。。汗
そこで!
ダウン量までサスペンションアームを持ち上げ、ブッシュのボルト・ナットの締め直しをする事で
ブッシュのネジレが無くなり、アーム本来の可動域を取り戻せることで
車高調本来の性能や乗り心地を発揮できるようになります☆
フロントはロアアームの根元のブッシュの片側1カ所ずつです!
1G締め直しの効果が1番体感しやすいリアは、
トーションビームの根元のブッシュの片側1カ所ずつとなります!
20系アル・ヴェルや、50系エスティマなどは
トータルで4カ所のブッシュを締め直しすることができます☆
ブッシュの締め直しが終わり、
4輪アライメント調整にて、バラついた角度をキッチリ調整していきます!!
20系アル・ヴェルはフロントトーのみしか調整出来ないですが、
トーセッティングでハンドリングや直進安定性など大きく変化します!
やり過ぎるとタイヤの早期摩耗や偏摩耗に繋がってしまうので
今までの経験を活かし、イイ感じのセッティングに調整を致しました~☆
先ほどのアライメントの画像でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが
今回は20インチへとインチアップへしました~☆
ご用意したアルミホイールはオーナー様が一目惚れしてしまった・・・
RAYS グラムライツ AZURE 57CNA
サイズ:20×85 5/114 +38
カラー:スーパーダークガンメタ/ダイヤモンドカット/マシニング
流行物のデザインではなく、メッシュデザイン♪
流行り物のホイールは時代経過とともに「あの時に流行ってたやつだよね~」など言われがち。。。
ですが!
今回オーナー様が一目ぼれしたアルミは、流行り廃りに影響も少ないデザイン!!
「飽きが来ない」ってのもホイール選びの重要ポイントです!!
基本のメンテナンスなどはディーラーにて行っているので
ディーラーの厳しい基準でも車検や入庫がクリアー出来るギリギリまでツラ出ししました~☆
せっかくインチアップやホイール交換をするならギリギリまで出さないとね♪
オーナー様に「又吉さんに任せるからカッコ良くして!」
と仕上がりを一任されたので・・・
最低地上高の9cmを確保しつつ、以前よりも車高は15mmほど下げました~☆
なので、アルミと車とのバランスも取れたスタイリングに♪
ここまで車高を下げて、ツラ付近までホイールの出ヅラを持ってくると
車高調を硬めにセッティングしないといけないのがセオリーですが・・・
ここは当店のノウハウによって、硬すぎず柔すぎずの減衰力セッティングにして
しっかりと快適な乗り心地も確保していながら、フェンダータッチも防いでいるんですよ~☆
入庫前とは様変わりした
GGH20/ヴェルファイア
オーナー様は引き取り時に愛車の変貌ぶりをみて
「いや~随分車高も低くなったし、かなりカッコ良くなりましたね~♪」
と、当店で手掛けたセットアップに大満足して頂けました~☆
各メーカーも交換推奨を記載していますが、
約50000kmがサスペンションの交換目安です!
オーナー様は愛者の日々の乗り心地や走行性能の変化に気づいていない方がほとんどです。
もちろん、自分もです。。。泣笑
サスペンションの劣化はタイヤの早期摩耗にも大いに影響を与えます。
最近は車を買い替えず、長く乗られる方が多くなっています。
サスペンションも立派なメンテナンスの1つです。
当店ではサスペンション等の足回りの点検を行っておりますので
足回りの点検をご希望の方は、お気軽にご相談下さい☆