2019年4月15日
こんにちは、コクピットさくらです(^O^)/
今年のGWは多いところで10連休だそうですね。お出掛けになる方も非常に多く、出先の混雑が予想されます、、、
お車でお出掛けなさる方、愛車のメンテナンスはバッチリでしょうか??
今日はタイヤのエアーについて、チョットだけまじめなお話をさせていただこうかと思います<(_ _)>
このタイヤは当店常連のお客様のクルマのものです。どうやらパンクしている様で、点検させていただきましたところ、しっかりとビスを踏んでまして、そこからエアー漏れをしていました(汗)。。
わかりやすく刺さってますねww 犯人はコイツです(^_^;)
刺さっているビスを取り除いて、単純にパンク修理を行えば大丈夫そうです。
ですがまずはタイヤの外観をチェックします。
まずはアウトサイド。
低空気圧で走行すると必ず付いてしまうサイドウォールの「引きずり痕」ですが、このタイヤはエアーが抜けきって無かった為か、問題なさそうに見えますね(+_+)
続いてインサイド。
まぁこちらもアウトサイド同様、「引きずり痕」は見られませんね。
さて、今回の問題点はここからなんです。。皆さんはパンクを発見をしたら、どう対処されますか??? 自分ならどうするかちょっと想像してみてください。。
実はこのタイヤ、もう使用NGと判断いたしました。その理由はタイヤの内側にあります。こちらの写真をご覧ください。
おわかりいただけますでしょうか? タイヤの内側側面に「引きずり痕」がしっかりあり、なおかつ引きずりによりタイヤ内部が削れてしまっている事が。そしてこの引きずりがこのタイヤの致命傷であるということなのです。エアー不足で走行したのが原因です。外側よりも内側が先に削れるという事、ここが重要なんです。
ご存知の人もいらっしゃると思いますが、タイヤの側面は非常に薄くできていて、ダメージを受けてしまうとどうにもならないのです((+_+))
もちろん引きずりだけではなく、異物が刺さっていたりコブが出来ていたりゴムがめくれていたりしても同様にダメなんです。。。。。
この状態でエアーを入れ使用するのは危険で、やってしまいがちなトラブルの一つなんですよね(^_^;)
たとえば外見で問題無さそうと判断し、タイヤをはがして内部を確認せず、パンクの外面修理をしてしまったら?
おそらくタイヤを取り扱っている多くの所で、1つの方法として行っているパンク修理ではないでしょうか?
また一般向けに、大型カー用品店やホームセンター、ネットなどでも外面修理キットみたいなものを扱っていた様に思います。おそらくこのやり方でも、エアー漏れは止まります。が、漏れがとまるだけでタイヤの強度は落ちたままですし、安全には程遠いのです。。バーストの危険性はかなり高い状態ですから、使用するのはNGなんですね。
強度不足のまま使用して走行中にバーストしたら??場合によってはエアー充填中にタイヤが破裂する事だって現実にあるのです。エアー充填はだれでも簡単にできてしまう。セルフのガソリンスタンドで自分でいれられたり、シガープラグで使える簡易コンプレッサーなども普及してますしね。そういう危険性から、我々タイヤ作業をおこなう事業所は、エアー充填の講習が義務づけられています。
タイヤにとってエアーは一つの「部品」です。部品に問題があれば、トラブルが起こり得ます。パンクしてなくてもエアーは減っていきますからね(汗)だからマメなエアーチェックは必須なんですね。
ちょっと怖い話になってしまいましたが、パンクをしてしまったら自己判断で無理に使用せず、スペアタイヤに交換するなり、レッカー呼ぶなりが良いかもしれませんね(*^。^*) パンクに限らずタイヤの事はプロにまかせましょうねww
GWでお出掛けになる前にタイヤのチェック、もちろん当店でもタイヤのチェックはさせていただいてますよ(^O^)/
今回はタイヤのエアーについて、当店からのご提案でした<(_ _)>