2018年9月8日
ホンダ ライフ JB5の警告灯で
ABSとサイドブレーキのランプが点きっ放しになりまして
診断機にかけて調べたところ、ABSセンサーの不具合・・と出ました。
左リヤです・・と出たので、とりあえずリセットして警告灯を消して
再度試乗をしましたら、案の定また点いたので
もう一度診断機にかけましたら、「あれ???」今度は違う所のABSセンサーがNGと出まして
もう一回リセットして試乗。今度は3輪ともNGと出ました。
一体どこのABSセンサーがNGなのかな?全部交換しなければいけないのだろうか?
でも、勘でセンサーを交換してしまってはお客様の負担になってしまいます。
1つ7~8000円しますので4輪交換すると32000円+工賃にもなってしまいますから
これは、もっと徹底的に調べてみよう・・・となりまして
別工場で持っている、とっても高価なテスターで診断してみました。
そうしましたら、こんな画像が出てきたのです。
現在止まっている状態でテスターにかけましたところ何と「左フロントホイールスピード」が時速255km
などと表示されていますね。順に下に行くと全部のセンサーが動いていないのに走っていることになっています。
これはセンサーではないね!ブレーキのABSユニットのモジュレーターがなにか悪いことをしているみたい・・・。ということで一度モジュレーターのコネクターを外し、リトライしたところ
それでも1つだけ速度を表示してしまいました。
時速194kmと出ましたね。
そもそもどう頑張ってもライフは時速194kmは出ないですよね(笑)
一体何馬力にしたらこんな速度出るのかな?と笑い話にもなりました。
まずはこれで原因はABSセンサーではなくモジュレーターという事になりましたので
そのモジュレーターを交換して、完成!!
センサーは交換せずに、修理完了となりました。
今の車両は、警告灯が点くとOBDというコネクターにつないで故障個所が分かるような仕組みに
なっております。
こういったのが無かった時代は、まさに見込み修理がほとんどで
修理しても結果直ってなかったら、また別のところをどんどん交換していって
最終的には、その費用は全てお客様に請求されていた時代がありました。
でも、今はそういったのが無くなってきて適格な診断が出来る時代になってきましたね。
これも安心安全のためのアイテムですので、何か警告灯が点きましたら
お気軽にご相談くださいませ。