2018年7月7日
とうとう、新作ポテンザS007Aが新発売され、当店にも入荷して参りました。
「さらなる高みに到達した、プレミアムスポーツ POTENZA」
「数々の世界的ハイパフォーマンスカーに認められたPOTENZA S001が進化を遂げた。
モータースポーツシーンで培われたドライ&ウェットパフォーマンスはもちろん、
上質な走りを追求したコンフォートパフォーマンスが、さらなるドライバビリティを可能にする」
とまで、言い切ってしまうそのS007Aを徹底解析して行きたいと思います。
徹底分析・・・と言いましても、私もまだS007Aを乗っていない・・というのが
正直なところでして、現在わかる限りの状況をお知らせさせて頂きますね。
そもそも、今まで君臨してきたS001が発売されたのは2010年2月でした。
あれから8年の年月が経っているのに色あせないS001を超えるとは
ブリヂストンのブランドをかけて作ったS007Aは素晴らしいものなのだと思います。
私がその2010年に発売されたS001をいち早く自分のEVO Xに履き、
様々なテストを致しました。
一番驚いたのは直進安定性で、黙っていてもまっすぐ走り、ハンドルの舵角も非常に少ない状態で
素早いレーンチェンジをし、安心して走行していたのを今でも鮮明に覚えております。
またつい先月には大雨のサーキットを、全く恐怖感を感じないで、速いタイムで周回出来たのも
素晴らしいパフォーマンス性と感じていたところです。
S001は段差での突き上げの低減にもかなり神経を配っていて、乗り心地も良かったのですが、
S001の前のタイヤ、RE050がかなり突き上げがあって、静粛性もいまひとつだったので、
それを一気に解消したのもセンセーショナルなタイヤだな――と思っておりましたね。
今回S007Aが入荷してきたときに私が一番最初に感じたのは、タイヤ単体を持った時の
軽さとしなやかさでした。
S001は同サイズでもS007Aより重いです。もっとさかのぼるとRE050はもっともっと重かったです。
ですので、S007Aの軽さにはびっくり!!
でも、体重をかけて下に押しても、全く潰れず、サイドもしなやかで、
とても良い質感を感じましたね。
次は店内でちょっと転がしてみました。
「スー――っと」転がるのですね。音もコロコロした音もなく
また10cmぐらいから落としてみても、「コン」といった音がしないで
すっと落ちる音質でした。
パターンを見た時は溝が案外浅いんだな――。などと思っておりましたが
デプスゲージで測定しましたところ、S001と全く同じ7.5mm!!
ちなみにRE-71Rを測ってみましたら
約7.0mmでした。71Rはタイムアタックタイヤなので、溝が浅くヨレヨレしないように
作ってあるのですね。
特にS007Aはドライハンドリングに力を入れたタイヤと聞いております。
雨の日は同等かちょっと上・・・ということで
上記にも書きましたが、雨の日はS001がかなりすごいので、それ以上となれば
文句なしの性能と言えると思います。
今までの非対称パターンと、剛性UPのエクストラロードも採用し
(エクストラロードは全サイズではありません)
とても安心してお使いになれる新次元のタイヤと思います。
お値段はほぼレグノGR-XIと同じですので、
レグノも大変良いタイヤなのですが、ドライビングフィールを一新されたい方は
是非ポテンザS007Aにされるのも良いのではないでしょうか?
以上でした。
乗っていないのにすいません。(今度乗ります)
高橋大介より