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ドライブシャフトブーツについて

2015年2月13日

今回は皆さんが一度は聞いた事がある「ドライブシャフトブーツ」について

ご説明いたします。

ドライブシャフトはミッションやリヤデフといった動力伝達機構から

ホイール&タイヤにその駆動を伝える重要なパーツとなります。

現在・・・といっても何十年か前からは4輪独立懸架といって、

4つのサスペンションが別々の動きをすることで、

コーナーリング性や乗り心地なども向上させるシステムとなっていますから

それでドライブシャフトというのが生まれたのですね。

一番最初はメルセデス・ベンツとなります。

アニメで有名なAE86には、実はドライブシャフトはありません。

ホーシングというリヤデフとホイールが直結の棒でつながっているのです。

それに対して、86のライバルだったFC、FD、GT-R、EVO、インプレッサ、

シビック、NSX、カプチーノ、他多数は全てドライブシャフトで駆動しているのです。

ホーシングは4WDのランクルやジムニー 

または4WDの軽自動車でワゴンRなどに現在でも採用されています。

スポーツカーでホーシングは現在は無くなってしまいました。

さてドライブシャフトは、前後左右以上に根元から円を描けるように

どこにでも動かなければいけません。

その為にシャフトの真っ直ぐな棒の両端には

ユニバーサルジョイントという手首みたいなのがついていて

そのままですと、沢山動いているうちに擦れて折れてしまうのです。

それをこのドライブシャフトブーツで保護するのですが

保護するばかりではなく、この黒いブーツの中にはグリースという

整髪料のポマードみたいなのがゴッチャリ入っていて、摩擦での摩耗を防いでいるのです。

ブーツはそのグリースが出てこないようにするとともに

雨やほこり、石やその他の打撃から守る大事な役割をしているのですね。

このブーツは走行している限りいつかは破れてしまいます。

それをいち早く発見して交換しないと、内部のグリースが飛び散って

ジョイントから異音がし、最悪はシャフトが折れてしまうのです。

折れなくても、発見が遅いと異音が取れなくなってしまうので

運転中も不快な音が付きまとう結果になってしまうのですね。

前輪駆動のFF車はフロント左右に2本のシャフトがあるのですが

その内側と外側の合計4ヵ所にブーツがあります。

4WDのGT-RやEVO、インプには4本のシャフトがあるので、

合わせて8ヵ所もドライブシャフトブーツが必要になります。

それが全部破れてしまうと修理の費用も高額になってしまいますから、

常にチェックしておいた方がいいのですね。

オイル交換やタイヤ交換、車検などでリフトアップした際には

オーナーさんからも「ブーツ全部大丈夫?」と聞いてみてください。

ちょっとでもヒビが入っているとまずいですしね!!

画像はまだ破れていない状態です。

ちなみにこの車両は34 GT-Rでした。

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