2022年3月27日
当店WEBのカスタマイズカー紹介に掲載している
ホンダ/GK5 フィットRS
https://www.cockpit.co.jp/shop/asao/custom-car/owners/91655/
以前に取り付けた
CUSCO ストリートZERO A
オーナー様も減衰力もMAXハードの状態でかなりのイイ感じの仕上がりになっているのですが・・・
サーキットやワインディングなどを走る場合には、物足りない状態。。。
そこで!!!
よりハードな走行も出来るように
車高調をプチリニューアルしてバージョンアップさせてしまおう!!
との事で、オーナー様やメーカーと相談をし、部品も入荷し
本日ご入庫頂きました~☆
まず車高調のバージョンアップからです!
このGK用のストリートZERO Aはフロント・リアともに樽型スプリングになっており
メーカーの定めたバネレートのみしか選べませんが、
CUSCOの場合はストリート向けの車高調とスポーツ走行向けの車高調のラインナップがあり
スポーツ走行向けの車高調はフロント・リアともに直巻きスプリングを使用しています。
CUSCOに確認をとって、通常は部品をバラ売りはしないけど
「コクピット麻生さんだったら特別にいいですよ!」
とスポーツS用のアジャストシートをご用意し、
汎用直巻きスプリングでバネレート変更もしながら、フロント・リアを直巻き化しちゃいます☆
標準バネレートはF=4.5K、R=2.9Kですが、
F=6K、R=4Kへとバネレート変更します!!
さらに!!!
今回はGKフィットに直巻きスプリングを装着した際にリアサスの動きを適正化するために
SEEKER製 首ふり君
を同時に取り付けいたします!!!
さっそく作業に取り掛かっていきます!!
当店の若手のホープの藤田スタッフのスキルアップの為に手伝ってもらいます!!
こちらがストリートZERO Aの標準スプリングになります。
スプリングの上段、中段、下段とスプリングの太さ・形状が違います。
このGKフィットはリアのスプリングの動きが足回りの構造上の問題で
このような形状になったそうです。
こちらがGKフィットに直巻スプリングを装着した際にリアサスの動きを改善してくれる
SEEKER製 首ふり君
です☆
この土台が球面上になっており、スプリングを真っ直ぐに動かし
リアスプリングの伸縮がスムーズになり、
リアタイヤをしっかりと使うことが出来るアイテムなんです☆
あとはいつも通りで組み付ければ
リアの直巻き化の完成です☆
首ふり君の厚み分、車高が上がってしまうのでアジャストシートは全下げにしました!!
※それでも車高が上がり過ぎた為、後日スプリングを200mm⇒180mmに変更しました。
続いてはフロントに取り掛かっていきます!!!
フロントは上下のスプリング径がΦ65なので
とくにパーツを交換しなくても直巻き化が可能となります!!!
足回りの仕様変更に伴い車高調を外しておりますので
4輪アライメント調整
でございます☆
このGKのストリートZERO Aはフロントキャンバー調整機能付きなので
フロントキャンバー・トーの合計4カ所を調整します!!!
今回はタイヤのショルダーの摩耗状況や、バネレートUPもしたので
キャンバーをより角度をつけ、トーもややアウト気味にし、
コーナリング中のタイヤ接地感向上をねらったセッティングにいたしました~☆
結果は・・・
リアのダイレクト感が良くなりコーナリング中の姿勢の安定感はバツグン♪
ただ、フロントにもう少しプリロードをかければ
よりハンドリングが良くなってイイ感じになりそうですが、
オーナー様も「まずはこれで乗ってみます!」との事で
今回のGKフィットの作業は終了しました~☆
パッと見はホイールが純正ですし、ちょっとローダウンしたフィットですが、
足回りも、油脂類も、点火系も、吸気系もかなり手の入った
オーナー様が狙っている「羊の皮を被った狼」です☆