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知る人ぞ知る…あるある案件。。。。

2020年7月16日

スバル レガシィ BP系

緊急入院でございます!!!!!

「走っていたら急に右前から音がし出した!!!ゴトゴトと…見てもらえないですか??」

大丈夫ですよ!

ただ現在PITは塞がっているので、少しお待ちいただく事になりますが?

「待ちます! なんだか怖いんで」

畏まりました。空き次第、すぐに確認致します。

 

 

2003~2009年にかけて販売されていたBP系レガシィツーリングワゴン。

しだいモデルから数えて

4代目 レガシィ

ですね!

今でも街中で、よく見かけるスバルの人気車種ではないでしょうか??

入庫した車両の走行距離は

128141km

とお年頃。

この頃のレガシィ、走行距離、右前からの異音…

もしや・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

PITが空きましたので、これから確認しますね!

「宜しくお願いします!」

オーナー様は実は、外国の方でして、メチャクチャ日本語がお上手♪

ご近所という事もあり、以前より当店をご利用いただいていました。

駐車場から乗り込み、PITへ移動。。。

当店のPITへ入るには2~3度段差がございまして、

その段差を乗り越える際に・・・・・・

右前から・・・・・・・

ガッコンッ!!!!!!!!!驚

なかなか激しめな音が耳に届きました。

その後、ハンドルを切ると

ゴイゴイ…

などと音を奏でる。

間違い無く、

異音発生源は 右前 。
しかもストラット周辺。
異音が聞こえる高さは目線!

 

こりゃぁ~間違い無く決定だね♪

 

 

はい。ご覧の状態でした☆

右フロント ショックアブソーバー・ピストンロッドのトップが疲労骨折!!!

トップの固定を失った足回りは上と下で完全に分離状態。

そりゃぁ~弾めば音出るし、切ればズレるし…汗。

最悪の事態ですね。

オーナー様にもご確認頂き

「えぇ~っ!こんなことって有り得るんですか?」

残念ながら、あり得ますね。

「半年ほど前に、ディーラーで点検もしたのに…悩」

流石に、非破壊検査等で金属の劣化損傷具合までは見ないですよ。。。。

逆にそこまでしなきゃ、判断出来る状態では無いでしょうね。

でもこの辺で起こった案件で良かったです!

高速道路走行中とかだったら、もっと大変な事になったかも知れませんよ。

「良かったのかぁ~」

ですよね!

良かぁ~無いですよね!

でも、良かったですよ☆本当に。

 

 

BP型 レガシィ

+

純正ビルシュタイン

この組み合わせでは起こり得る事象です!!!

過去に何台も経験しております♪

オーナー様の良し悪しではございません。

言い方悪いですが アタリ / ハズレ があります。。。。。泣笑

でもこの時代のクルマでもBP型以外では出くわしたことは、個人的には有りませんね。

今回の車両は、距離も距離でしたので

オーナー様も渋々ご納得!?

外した足回りですが、トップナットが止まっていないので、何もせずに分解☆笑

スプリングコンプレッサーも要りませんでした!

 

 

ただ気になるのはオーナー様は、

普段からディーラーでメンテナンス+車検も行っていると聞きました。

では今回の件は???

「症状が出てすぐに電話はしたけど、すぐは入庫できず2週間後とのことだった

なるほど、2週間ですか…

「仕事で使っている車なので、こちらでも同じかもと思いながらも、ダメもとで来てみた」

そうだったんですか。。。

でも保証とか入っているなら、当店では利用できないかと

「入っているけど見てもらえないし、適応するのかすら分からないからいいんです」

畏まりました。

と色々お話させて頂き

ともあれ、乗って帰れる状態では無かったので、そのままお預かりしました。

 

 

そして今回の修理作業において準備させて頂いたのが

TEIN FLEX Z

車高調でございます♪

何故車高調へ?????

お預かりしている間に色々と調べました。

①右フロントのみの補修=純正ビルシュタイン×1確保

これはあえなく玉砕。。。納期未定でございました。

昔っから、ほぼほぼ受注生産品です。

②社外ビルシュタイン B6ダンパーへ交換×2本

こちらも玉砕。。。。納期未定。。。。。。

この段階で、純正、社外ともビルシュタインの使用は諦めました!

③社外足回り1台分

残された道はこれだけ!!!!

オーナー様に確認すると、他の3本の足についても過去に交換した記憶は無し。

価格の問題もありますが、何より時間が最優先!

そこで!!??

昨今の車高調安価モデル時代においても、信用を置いているTEINさんへ確認。

FLEX Zにて 在庫OK

もうこれしかないでしょ!!!☆

 

 

運よく純正で既にSTIによる車高ダウンが施されていた車両だったので

下がる事については、抵抗無く受け入れて頂けました。

訳アリではございますが

右フロント×1→死亡 により

4本新品交換☆

となりました!!!

流石にショック(足回り)はタイヤの様にはいきません。。。。

 

 

オーナー様の主たる要望は

時間!!!

でございます故、入荷次第早々に着手して参ります!

作業内容は通常の足回り交換。特別な事はございません。

車高調はフルキットですので、メンテナンス品等も必要ありませんからね☆

流石は10年選手の車両です。

外すボルトは皆 ギッシギシ 。。。。。。。泣笑

再利用前に、ワイヤーブラシ等で磨き、組み込む前にはお約束の 百瀬汁 を塗布☆

 

 

露わになったハブですが

錆(腐食)が進んでおったので

 

 

こちらも錆落としを実施し、防錆コートを施工させて頂きました!

当然、アルミホイール裏側に付着している錆も磨いて落としました!

ここに錆を溜め込んだままにしておくと

取付時に中心軸が出にくかったり

ハブ面orベル面とアルミ裏面が当たる際に錆そのものを挟んでナットで締め込み。。。。

一生挟まってくれていればまだしも、何かの拍子に錆が抜ければ、、、、

その先は、ただの クリアランス(隙間) となりかねません!!!

メンテナンスとして、溜めるこまない事こそが重要です。

 

 

そんなこんなで作業は終了☆

ついでのリア。

 

 

と、問題のフロント。

お気付きかも知れませんが

車両はただのワゴンではございません!

「tuned by STI」」or「2.0GT Spec.B」

前後共に

Brembo キャリパー

が装着されている6速MT車でございます☆

そんな希少車両という事もあり、オーナー様は大事にお乗り頂いている1台で

今回の急なトラブルにおいても、しっかりした修理の決断をなされた訳でございます。

 

 

こうして

この度

不本意な形??

で破棄される事となった純正ビルシュタイン。。。。。。

お勤め、ご苦労様です!

 

 

最近

当店においては、新型車両よりも

旧型車両のメンテナンス等が非常に多くなっております☆

「乗り換えたいけど欲しい車が無い」
「気に入ってるから乗り続けたい」
「欲しいの無いし現状に問題無いから乗り続けたい」

とのお声をよく耳にします。

当店としてもこういった作業は得意分野☆

純正パーツの供給が終わっても、アフターパーツ(社外品)での対応も可能な場合があります!!!

そこに悩んでいた今回の案件では有りませんが

もしもお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

その場でお答え出来る事もあるかと思います☆

お答えできない事に際しては、宿題にさせて頂き、改めて当店スタッフよりご連絡させて頂きます。

 

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