2016年2月17日
本日入庫したこちらの車両・・・
日産/ティーダ
「タイヤがマズい事になってるから、交換して!」
との事でした。
どれどれ・・・
と点検してみて、ビックリ!!!!
フロントタイヤ2本がえらい事になってました☆
久々のワイヤー飛び出し☆
これが意味する事は・・・
タイヤの中のワイヤーは、言えば「骨」です。
体怪我して…見えてしまっているのが・・・
①赤色→血→まぁまぁ…しゃぁないね。
②ピンク色→肉→コリャ深いね!!! 汗
③白色→骨→マヂか!!!!救急車呼んで!!! 驚
自分の体に③が起きたら、一大事ですよね!?
今回のフロントタイヤは正しく、③です!!!
タイヤの場合は症状が徐々に変化していくので・・・
オーナー様が①に気付かず…②になり…②に気付かず…③になった!!!
嫌な言い方すると・・・
血が出ている事に気付かず放置。。。
↓
傷口が広がり肉が見えても放置。。。
↓
更に広がり、骨があらわになって初めて気付く!!!
分りますよね?
そうです。
完全に遅いです!!
OUTです!!!
こんな状態まで履いてはいけません。
厳密には、道交法違反☆法令では1.6ミリが使用限度です!!!
それ以下は整備不良とみなされます。
1.6ミリの場合は、しっかりタイヤ溝が確認出来る状態です。
本当に危険です。
確認の為…内圧を計ってみると・・・
200kpa。
メチャクチャではありませんが、規定値にとどいていません。
低内圧状態!!!
低内圧状態では、タイヤが潰れてしまうので磨耗スピードも上がります。
理由として、タイヤは内圧で何キロに絶えられるかが決まります。
車の重さは決まってますよね!?
でもタイヤの内圧は常に変動します。
最初は規定値に合わさっていて=重量にも絶えられる状態。
そこから数ヶ月放置で、内圧は低下=支えられる重さもドンドン低下。
タイヤこそ替えてないのに、内圧が減るだけで
支えられる重さが変っていくのです!!
1トンを支える為に240kpa入っていたとして・・・
220kpaに減ると850キロしか支えられない状態。
同じサイズのタイヤで起こる現象です!
200kpaに減ると700キロとか。。。
でも、実際の車重は1トンのままです!!!
そりゃ200kpaみたく減った状態だと、減りも早いですよね!?
潰れたタイヤは燃費も悪化。
ハンドリングやブレーキ性能までも悪化。
減ってて良い事は何一つありません!!
タイヤも重要ですが・・・
そのタイヤをきちっと使う為には、内圧がもっと重要なんです☆