2016年8月30日
8月の中旬の話になりますが、「スーパーアライメント訓練」が開催されたので、参加してきました。
2日間を通しての研修で、場所は千葉県にありますブリヂストンの研修施設「市川研修センター」にて執り行われました。
内容は、
・概要理解
・問診、点検、測定からの独自診断理解
・各アライメント要素の理解とお客様からのご要望にお応えするセッティング
・実車を基にした技術力習得
・実車の試乗によりセッティングの違いを体感
といった内容でした。
今までアライメントの知識は、整備士試験用の知識だけだったのですが、今回は座学から深い内容で、講師の方の説明も分かりやすく、より一層アライメントの重要性がわかりました。
特に、車種によってはクレイドル調整が行えたり(メンバーの取り付け穴の遊びを利用し、メンバーのズレも調整する事)、トーションビームの車も同じ様に調整する事なども習い、スーパーアライメントが「スーパー」な理由はこういった細かいズレもなるべく調整する事なのかなと思いました。
そして、実車を使った試乗では、通常ありえない数値にセッティングしてあったので、各セッティングでの車の挙動が感じ取れました。
乗った車は、現行プリウスでした。アライメントによる挙動の違いも分かったのですが、電子デバイスが凄く仕事をしている車だったので、それに驚きました。
多少、狂ったアライメントでも、車が制御してしまうので、電子デバイス無しの車ならスピンする様な運転でも、プリウスだと何とも無かったです。
ただ、アライメントがずれているとクルマの動きに影響はあるので、たとえ電子デバイスが制御する車でもアライメントは重要です。
今回の訓練後に、何台かアライメント調整を行いましたが、それぞれの数値が表す意味を考えながら調整を行ったので、より車の挙動がスムーズになりました。
通常のアライメント調整にも、今回の訓練の内容はフィードバックさせていますが、更に突っ込んだアライメント調整をご希望のお客様、是非ともご依頼をお待ちしております。
この訓練は、今回が第一回目だったらしく、ブリヂストンリテールジャパンの方から
「第1期生です!」
と認定されました!
帰り道の自分の車の中で、既にアライメントの狂いを感じたので、早く調整したくなったのは、ここだけの話です。
自分の車は、フロントダブルウィッシュボーン、リアマルチリンクの車なので、トーもキャンバーも、更にはキャスター、クレイドル調整も可能なのでやり甲斐があります。
調整したら、その風景もまたアップしますのでお楽しみに。