2017年2月4日
今日2月4日は二十四節気「立春」ですが実際は春まだ遠し
寒いです☃ 寒いときにありがちな整備レポートを。
BE3・ホンダ・エディックス。
特に寒い日に「ファーストアイドリング」が上がらずエンジンストール。
からの「アイドリング不安定」という症状。
自己診かけても特にヒットしませんが、明らかにスロットル or 水温関係の症状ですね。
まずはスロットルボディを診てみます。
走行距離の割にスロットルはキレイな方です。で、問題が多いアレをバラしてみると.....。
やっぱり!アレってコレです。
問題児RACV(ロータリーエアーコントロールバルブ)を開けてみるとスラッジがたっぷり!
RACVは冷間始動時に流入空気量を増やしてファーストアイドリングを上げてやったり、
エアコン使用時にもアイドリングを調整したりする結構大事なヤツです。
ここにスラッジが溜まってよく悪さをします。
3部屋あるうちのひと部屋は冷却水が通ってます。
15,000円くらいする高級部品なので今回は「経験と勘」ぢゃなくて「経験と実績」で
当店自慢のSST(特殊工具)「綿棒」を使ってRACV&スロットルボディをキレイにお掃除します。
+意外と気付かない方も多いのですが「水温が上がってないのにファンが回る」という症状も確認済。
水を抜いたついでにシリンダーブロックとラジエーターにある「水温センサー」を2つ交換しました。
キレイになったスロットルボディを組み立てて「スーパーLLC」を入れたらエア抜き後、最終チェックです。
当店自慢の診断機「Snap-on MTG2000」を繋いで水温・タコ・各項目をモニターしながらアイドリング。
ファーストアイドリング・暖機後・エアコン使用時すべて「超・絶好調!!」になりました。
作業の合間にサビサビだった「無限MUGENフロントグリル」の網を人知れず塗装しておいてみたりした冬にありがちな整備レポートでした。