2016年10月30日
スバル/エクシーガの登場。
先日ご来店頂き、足回りのご相談。
「異音が鳴りやまない!! 直したい!! 何軒か行ったけど治らない。」
との事で相談を受けました。
そんな時、当然では有りますが…
①試乗 ②CHECK
試乗で、異常はすぐさま把握できました。
と同時に、ある程度の原因絞りこみも!!!
そのままPITにてリフトアップ。。。。
「やっぱりね・・・」
と見つけたのは、ノーマルストラット用車高調の弱点!!!!
スラストベアリングの損傷。
ここの部品、どのメーカーも同様ですが本当に弱いです。
それのせいで、最近は純正アッパー流用がプチブレイクしている程です。
ハンドルを切り、車重が傾き、負荷が発生すると
ジリジリ…ギリギリ…
と切ってる間だけ、やたら音が出ます。
車庫入れや据え切りでも鳴るはずです。
ベアリング欠損によるキシみ音です!!!
因みに、縦振動でボンネット辺りからコトコトなるのはピロアッパーのピロガタ。
車種メーカー問わず、ほとんど同じ質の音が発生します!
と、原因も分かったところで、本日の作業となりました☆
新品の部品を用意し、車高調を車から外しアッパー分解して換装します。
作業自体は至って簡単!!
外したベアリングは、グリスが噴出した事を証明するかのように・・・
ベアリングの回りだけ、泥や埃が付着。
ここだけ濡れていて、乾かない。と言う証拠です!!! すなわちオイル漏れ。
足を分解すると、車輌からはそこらじゅうに錆が発生。
ストラットのロアボルト2本。
スラストベアリング上下。
アッパーマウント下部。
ロッド通過部。etc.
随分錆がまわってました!!! 汗
落とせる部分は、皆磨きこんでから組み直しました。
して、最後に4輪アライメント調整♪
足をバラしてますからね。
って・・・・
この時にも錆と悪戦苦闘。。。。。汗!!!
片側のタイロッドが一切緩まない!!!! 何故!??
40代おっさんのフルパワーでギーギーと少しずつ回りました。。。汗!
噛んでいた訳では無く、ネジは生きていたので再利用。
片側だけが大きくネジ部クリアランスに錆が侵攻。完全に固着してました。
オーナー様に確認したところ、「1年半前位にディーラーにて車検をして以来触ってない」
との事。車検通したなら、サイスリ測定でタイロッド触ってるはず。
たった1年半でここまで固着はちょっとねぇ~。。。。
謎多きエクシーガでしたが・・・・
異音自体は綺麗に解消♪
今回触った部分で、錆が発生し、ネジが渋かった部分は全て掃除してから戻しました。
これも…いわゆる…一つの…メンテナンスです♪
半年に1度は、点検する事おススメします。
ちょこちょこと定期的に誰かが触る事で、色々判明するものです!!!
因みに、BLITZ DAMPER ZZ-Rダンパーですが
エクシーガ用は現在、標準アッパー仕様へ変更しています。