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メンテナンスは重要です!!!

2020年6月19日

トヨタ パッソ KGC30

当店を長きにわたりご利用頂いているお客さまのご家族の方の車両です。

ご家族の方が

「クルマのことはどこに相談すれば良い??」

とアドバイスを求められて

「CP麻生で良いんじゃない??」

と言って頂けた事がキッカケとなり、当店へご来店となりました。

 

 

こちらのパッソのオーナー様は女性の方でして

新車より乗り続けられている車両で、お気に入りの1台 のようです☆

走行距離を見ても、しっかりと乗られている車両なのだと言う事が分かりますね!

「紹介を受け、やって来たのですが…」

ありがとうございます☆光栄な事です! 

お車は何か問題あるのでしょうか?

「実は…」

と色々お話を伺いました。

調子が悪い部分。。。不安な部分。。。良く分からない部分。。。。

よくありがちな案件でございます。

今まで通っていたお店に対する信頼の問題から今回の家族会議に至った様でした。

とりあえずPITに車を入れ、各部点検させて頂きました。

その上で、メンテナンスの必要がある箇所をご説明。

また、オーナー様が不安視していた部分についての説明。

さらに現状の確認。さまざまな問題の有り無し判定。

当店なりにきめ細かく判断し、ご説明いたしました。

オーナー様には、その内容についてご理解/ご納得いただき、日を改め本日作業入庫となりました!

 

 

気に入ってる1台なので、車の乗り換えは考えていらっしゃらないということで、出来るだけ大事に長く乗りたいそうです!

その為に必要な事は??

と言うのが、ご相談の本質でした。

因みに、今までのメンテナンスは、今まで通っていた車屋さんで全てお任せ!

言われた通りに全て施工してきたそうです。

さて、現状の点検結果から、以下の作業内容(メンテナンス)をご提案させて頂きました。

 

①エンジンオイル交換 エレメント交換 フラッシング施工

何よりエンジンオイルですよね。点検したところ、交換の必要がありました。

油量は適正では有りましたが汚れており、

走行距離から推測するにエンジンに負荷が掛かっている事は判断出来ます。

オーナー様は交換サイクルを把握しておられず、

言われたら施工と言う状況だったそうです。距離に関係無く、時期で交換と言う事でしょうね。。。

前作業がまるで分からない状況でしたので、今回はオイル/エレメント/洗浄の3点にて進めます。

 

 

入っていたオイルを抜き取り、フラッシング(洗浄剤)を入れます。

エンジンフラッシング施工に際しては、賛否両論あるかと思います。

当店では、エンジン内部にも配慮されている

WAKO'S ワコーズ フラッシング

を使用しております。

正直なところ、当店スタッフの車両はすべて実施しておりますが、とくに問題が発生した事はございません。

当店は フラッシング 推奨店 でございます☆

 

②プラグ交換 エンジンエアクリーナー交換

共にメンテナンス箇所に間違いございませんね!

エアクリーナーは比較的、どこでも定期的に交換されている部分かと思われますが

問題視は プラグ でございます!

これが本当にメンテナンスされていないケースがそこら中に!!!汗

理由は明確なのですが。。。。。。。。悩

 

 

まずはエアクリーナーですね。

当然、下の画像の向かって左=旧品 右=新品

酷い!!!!!

という程では有りませんが、だいぶ交換していないようです。

 

 

フィルターは乗せ換えるだけですので、瞬殺です。

そのままプラグ交換をしてしまいます!

 

 

プラグの交換も差し替えるだけ。。。。大した作業では有りません。。。

が・・・・・よぉ~く、なおざりにされております。。。。

こちらの車両のプラグも見るからに走行距離相当に使い込み状態かと。

了解を頂き作業履歴を確認させて頂きましたが、交換した様子は無く、きっと初めての交換かと!

プラグの調子は、エンジンの調子そのものです!!!

こう見えて肝心要なパーツなんです♪

伸ばしても交換サイクルは 50000キロに1回 が目安ですね☆

これは、プラグそのものの寿命とは別の話です! 性能が大きく低下する前に交換をおすすめします。

ここを混在させない様にして下さい。

http://www.ngk-sparkplugs.jp/products/sparkplugs/basic/index.html

↑上記NGK(プラグメーカー)HP、プラグの事が詳しく書かれています!

 

 

③ATF オートマオイル交換

こちらも点検結果では、汚れており劣化が見られる状態でした。

作業履歴を確認しても、交換履歴は見当たらず、必要性が有ると判断いたしました。

このATFに関しても交換の必要性交換作業対応がお店によりマチマチだと思います!

実車両の走行距離は110000キロオーバー!!! そして前歴不明。。。。

きっとどこに聞いても基本 「触らない方が良い」 と言われるでしょう。。。

ですが、当店ではある一定の条件をクリアすれば作業を推奨しております♪

 

 

それが、当店が推奨しているオイルメーカー様のATFを使用する事!

ASH アッシュ

その銘柄内でも

ピンク缶 FS グレード

これであれば交換OK!!! ただし交換油量は3Lと少量のみです。

まず、ASH FSグレードであれば、添加剤的ニュアンスで投入も可能な上、効果もございます!!

それぐらい高性能なATF故、過走行車に対しても施工が可能に♪

交換油量が小量な理由は、急激にATFの内部変化をさせない為。

オートマチックトランスミッションはエンジンよりも精密なオイルラインを持っています。

過度な作業により目詰まりを起こすと言う様な案件は多岐に渡ります!!

故に、当店ではこの様な作業事案に関しては3Lの少量交換を推奨しております。

その代わりに、この少量交換を通常サイクルより早めに繰り返していきます。

通常が

20000キロに1回=10L 

とするならば

5000キロに1回=3L

の交換となります。

下の画像に有る通り、当店で使用しているATFチェンジャーは廃油の色が判断出来ますので

廃油の色新油の色の差がなくなるまで実施致します!

そうする事で、随分と調子は改善できます♪

http://www.jcd-products.com/index.html

↑ASH(アッシュ)HP

 

 

④RECS 施工

吸気系洗浄システムの

WAKO'S RECS レックス

も同時に施工致します!

 

 

インマニから噴霧し、マニホールド~燃焼室までの間を掃除してくれます!!

通り道にこびり付いているスラッジ等を剥がし、排ガスと共に排出。

風呂屋の煙突掃除! ガスコンロのごとく掃除! 皆同じです。

燃焼室は常にクリーンである事が重要! 余計な物が燃焼室内で燃焼効率を邪魔しかねないですからね。

燃焼の妨げ=エンジン不調の元凶 です。

プラグ交換を筆頭に、この施工も必要不可欠な部分です!

一昔前までは、これをやれなかった、同じようなことをやるにも莫大な費用が必要だった。。。。

今は点滴たらせば完了です☆

また、昨今のエコ運転による 低回転の維持=燃費運転 これがエンジンにとっては 

辛いのです!!!

環境にやさしく、燃費も抑えられる。

しかしアクセルを踏まない=力を出さないでも仕事は同じで人や荷物を運び、何キロも走行する!!!

力を抑制された状態で、同じ仕事をする。。。

考えただけでも辛そうですよね!?笑

この問題、ここでは書ききれない程、重い話なんです。まさに車の現代病なんです。。。

そんな中、今回の様なRECSの施工がそんな負荷からエンジンを守る為には

必要なメンテナンスなんです。これも現代のメンテナンスなんでしょうね♪

https://www.wako-chemical.co.jp/recs/product-info/

↑RECS説明

 

 

ATF交換とRECS施工の間、ずっとエンジンフラッシング中でございました。

入れる時は、ほぼほぼ透明なフラッシングオイル・・・・

抜いてみると

!!!????下の画像です!!!!

1枚目の廃油を抜いた時とほぼほぼ同等な汚れ具合!!!!

いわばそれだけエンジン内部が汚れていた証拠。。。。。

 

 

オイルエレメント内にもフラッシング材を残せないので、エレメントをこのタイミングで交換します。

いざ外してみると

フィルターカバー内が大変な事に!!!!!!

スラッジ的な物が底の方に沈殿しております。。。。。。。。。

正直言いまして、ここ1回のオイル交換をさぼっただけではこうはなりません。。。

今までの蓄積がこうして残ってしまうのです。

 

 

交換そのものは定期的に行っていたかもしれませんが

そのサイクルが、車両に適していたのでしょうか???

エンジンによって、対応するエンジンオイルの粘度が決まっています。

が、それも永遠に1パターンと言う訳でも無いと思っています。

人間も年と共に、食べるものが変わりますよね??

若かりし頃はそれこそ雑食♪ 笑

けれど歳を重ねると、定番で油っぽい物はちょっとぉ~ みたいな。

でもお腹は減るので食べますよね??

ちゃんと自分で自分と相談しながら選んでね。

車にその選択権はあっても、選択は出来ません! 誰かがしてあげない限り。。。。。

 

エンジンオイルを入れる口である下の画像のフィラーキャップ内部。

 

 

開ければ一目瞭然で、状態確認が出来ます!

元来ここから見える景色は、 銀色の綺麗なエンジン内部 です。

こちらの車両は、茶色くなってますよね??

これ、一夜にして出来上がるものではありません。積み重ねがあってこうなります。

オイルの種類や使用頻度を誤った結果が、こうなるのです。

中古車を購入する時にも役立つ現車の状態把握箇所です!

焼き付いている 証拠です。

分かりやす例えればと同じですね。歯磨きせずにステインやらヤニやらが白い歯に染み付くと

黄色く茶色くなりますよね??

エンジンオイルの使い込みすぎ
不適合なエンジンオイルの使用
メンテナンス不足

色々原因は考えられますが、どんなエンジンも現車確認+状況判断の上で

メンテナンスを行っていれば、こうはなりません。

 

 

私の愛車も走行距離は100000キロ超えておりますが、この様な色にはなっておりません!

いつでもご覧いただけます♪

言い方は悪いかも知れませんが、結局のところ、車の状態は良い状態ではございませんでした。

大事に思えば思う程、車のメンテナンスには費用が掛かります。。。

しかし間違い無く、壊れて買い替える程は掛かりません!!

私が思うに、定例ながら流れでしかないメンテナンスを受けていた結果だと思います。

今回はオーナー様が敏感におクルマのコンディションに違和感を持ち、

その結果、きちんとしたメンテナンスを行うことができました。

今までの説明と現車の状態。。。。

そんなに偉そうな事が言える程の人間では有りませんが

私自身の車がそうなっていないことが、大事なことは何かを物語っていると思います♪

無論、当店スタッフの車両も。

やればやるだけお金はかかるかも知れません・・・・・が

やったらやっただけ応えてくれるのが機械かとも思います。

「壊れたら直せばいい」

間違いございませんが、壊れないようにする方を選択する方が、物持ちは絶対的に良いと思います。

 

いっちょ前な事をツラツラ書かさせて頂きましたが

自分が正解とも思っておりません。色々な考えと判断要因があると思いますので、

1つの意見として、皆様のご参考にして頂ければ幸いかと存じます。

 

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