2020年5月9日
ホンダ FIT
いつも当店をご利用頂いているオーナー様の車両!
ここ数年はFSW(富士スピードウェイ)走行会もご一緒している程☆
もちのろんで D's World でございます♪♪♪ 笑
さて、そんなある日に事、ご夫婦で来店された際に
「ねぇねぇ…最近カビ臭いよね?」
と奥様。
「えっ?そう?こんなもんじゃない?」
と旦那様。
「いや最近変だって! 百瀬さんも嗅いでみてよ!」
と奥様。
!!??
えぇっ?? あ・・・あ・・た・・す????汗
失礼ながら、車内をクンクン。。。。クンクン。。。。クンクン。。。。
エアコンをクンクン。。。。クンクン。。。。クンクン。。。。
椅子やフロアやマットもクンクン。。。。クンクン。。。。クンクン。。。。
こう見えてあたす、嗅覚は敏感な方なんです♪ 自分には鈍感なのですが、あはっ! 汗笑
確かに、カビ臭いですね。エアコンも車内も。
実は以前にも、リアバンパー付け根から車内へ水の侵入があり、フロアマットがビチャビチャに
なった事が有る車両です。。。
一応、前回は修正し止めた筈なのですが、再発かもと不安になり改めて預からせて頂きました!
前回は、フロアを剥がした段階で水溜りが出来ていたのですが、
今回はその様子は無し。。。マット自体も若干の湿気こそ在りますが、そこまでとは・・・。
でもマット自体に臭いはあるので、ともあれまずは 換気 と 乾燥 の為バラシました♪
内装をハガシた段階で、以前施工したポイントを確認。。。。。
湿りも無く、漏れた形跡もありません!
改めて探してみると
!!????
右リアテールレンズ固定部の室内側!!!! 錆びてる部分を発見☆
左側は??? 錆びてない。。。。 こりゃぁ~怪しいね♪
レンズを外してみると
赤矢印で印した部分だけ、周りと状況が違いますよね??
茶色く汚れている部分=そこで塞き止められている証拠。。。
じゃぁ、汚れてない部分は???? 止まらず流れていると考えられます♪
テールユニットはボルトナットで車体に固定。
でも配線は車内から延びてます=鉄板部には穴が開いている。
その穴を塞ぐのが 黒いスポンジ状のパッキン と言う訳です。
所詮スポンジですので、経年劣化により変形しても不思議では有りません!
それが 「証拠だ!!!」 と、じっちゃんの名にかけて♪ 言う為に、もう一歩確認します! 笑
パッキンがしなきゃいけない仕事を養生テープで実施。
そして水をドバドバかけます! これで漏れてこないなら、
勝者=養生テープ 敗者=純正パッキン
と言う事になります♪
さまざまな角度から、ドバドバ!!! 結構な水量をかけました。
すると右リア部からは漏れてきませんでした☆ 養生テープを剥がしてテール元に戻して
再度ドバジャバ。 はいぃ~漏れてきました。。。 勝敗決定です♪
と同時に原因解明☆
と、思いきや
助手席後ろの足元に水溜りが・・・・???
ドアをバラシた結果、保護フィルムを通り越して、鉄板が濡れてますね。。。。。。
白く見える 淵 みたいなものは、保護フィルムを固定しているブチル材(両面テープ的)。
基本、ドア内部には窓ガラスより水が浸入します!
よってドア内部底面には水抜き穴が設けられてます。
ドアには、メンテナンス用にて色々な穴が開いています。
そこから室内に伝い漏れしない様、保護フィルムを張り、ブチル材で塞き止めしている訳ですが、
下の画像の矢印で示した部分が決壊しているのが分かると思います。
他の部分は黒い汚れ堪りがドア上部に。白い部分が塞き止めブチル材。
としっかり区切られてますよね??
でも印した部分は、白い部分をを乗り越え、黒が侵食しております!!!
堤防決壊!!!の証拠発見です☆
何かが破損している訳では有りませんので
保護フィルムの貼り直しを致します!
上記画像の古く、硬化した白いブチル材を綺麗に剥離して新しい物へ張り替えるだけ!
保護フィルムは純正部品で販売しています☆
剥離し、綺麗に脱脂もした後に新しくブチル材(糸ブチル=黒)を1周くっ付け
その上にフィルムを張り付けて完成です☆
特に漏れていた場所(下部)はよぉ~くよぉ~く確認しながら施工!
仮固定した後には、指でブニブニっと潰して面圧を稼ぎます☆
テールレンズの伝い漏れに関しても、パッキンを新品に交換するだけ!
こちらも単品で純正品を用意できるので、購入し交換しておしまい!
ドアとレンズを元に戻し
幾度と無く水漏れチェックを繰り返した結果・・・・
止まりました!!!
これにて車内への水侵入=湿気の元は断つ事が出来ました!!! 笑
残すは、
に・お・い・・・・・・