2017年2月19日
トヨタ/カローラ ランクス
2月~3月中は、自動車業界は「車検」の嵐!!!
登録が「春」前後が多いですからね!
新生活の始まるこの季節。車も買い換えちゃう!? 笑
カーディーラーも3月末までは「歳末セール」開催中ですからね。
自動的に登録台数が増える季節です!
そんな中、当店においても車検入庫車の登場。
以前の車検も当店にてお引き受けさせて頂いた1台です。
「今回も色々かかるのぉ~!? 悩」
とはお客様。
「安心安全を第一に考えたら、必要な物は必要ですね!」
絶対と言えるのは、法に触れる整備不良部位。これは絶対です!!!!
それ以外は、メンテナンス関連事項が大半なので時期は限られません。
が…
ついで!!!!
と言う意味で、車検と同時の作業は多いですね。
走行距離は…11万キロ突破☆
以前の車検の際には、ショックからオイル漏れが発覚し・・・
KYB(カヤバ)にて純正形状交換を実施済み。
オーナー様は、乗る気満々です♪
普段から当店をご利用いただいている車輌ですので・・・メンテナンスは都度施工。
よって、今回の車検整備はほどほどです。笑
準備したのは…
①クーラント(冷却水))
②フロント用ブレーキパッド
③ブレーキフルード
以上の3点です。
実際には、もう少しご案内させて頂きましたが、優先順位でこちらの3点を施工いたします!
ブレーキパッドの交換サイクルは、乗り方次第ですので様々です。
新品に比べて、摩耗したパッドでは制動距離が伸びます。初期制動も右肩下がりで低下します。
挙句…使い切ってしまうと、パッド交換だけでは済まずにローター交換まで発生します!
ここは避けて通りたい所。。。。
その為には、残溝2~3ミリで交換をする事をおススメいたします。
ブレーキフルードの交換も、本来なら車検毎が推奨です。
要は2年に1回。
経年劣化による濁りや汚れで判断も必要となりますが・・・
怖いのは…
その裏に隠れてる…
フルード=オイル自体の劣化。
油圧が欲しいので油を使用しています。
劣化による粘度低下=油圧低下
これ…制動距離。ブレーキ性能にダイレクトに関わってきます!!!
止まらない1トン前後の鉄の塊。凶器です。
次に、劣化・減量による水分発生。
水と油は混じりません。水が内部侵食(錆)し、システム崩壊、固着…
そして水は熱により蒸発し気泡を発生させます。
気泡=空気
が油圧の掛かりを邪魔します=油圧が掛からない=ピストン動かない=ブレーキ利かない
止まらない車は、、、
進まない車よりたちが悪いです!!
2年以上放置されているのであれば、交換を推奨いたします。
そして冷却水(クーラント)交換。
先に古い物は抜き済なので、あとは入れるだけ!!!
1度空っぽにしている以上・・・中には空気が回ってしまいます。。。
新しいクーラントを入れつつ、空気抜きをしなくてはいけません。
先のブレーキフルードを理由は同じ。
空気が混ざっている事で、言ってしまえば壊れます。。。エンジンが。。。。
簡単な作業ですが、入念なチェックが必要な作業です。
緊急事態で水道水を入れる事はOKですが・・・
通常の補充で水道水はNGです!!!!
水は100度で沸騰しますし、鉄を錆びさせます。
緊急以外は「混ぜるな危険」です☆笑
最終納車前作業で・・・4輪アライメント調整。
車検時には「サイドスリップテスト」と言う検査項目が有ります。
タイヤ独立状態で前・右・左・・・どこを向いているかを測定する検査。
根本の考え方は4輪アライメントと同じなのですが…
測定する機材は自分が免許を取った頃、20年前から変わっていません!!!
壊れて直して新しくしたとしても、目的は変わりません。国のルールですからね。
当店が行っている4輪アライメント調整は4つのタイヤを前方でコの字に結んで考えます。
後ろに対しての前。
前に対しての後ろ。
右に対しての左。左に対しての右。
求める結論は同じでも、過程が違いすぎます!!!
しかもアライメントテスター(機材)は年々進化の一途です。。。
普段使用している自分達が驚くほどですから。。。
ドンドン正確に細かく調整が出来るようになっていってます♪
「やっぱり、なんだかんだで費用が掛かるねぇ~ 悩」
「ですねぇ~。でも車に乗り・移動し・運転する以上、必要不可欠です」
「車は機械です。お金かける事が掛かる事じゃないんです。掛ける事が安上がりなんです!」
「壊れた方が、もっともっとお金掛かるじゃないですか!!」
「確かに。まぁ…おかげで、前回からの2年間、何事も無く走ってるからなぁ~」
「そう思えば必要だね♪ 壊れたりして買い換えなんてなったらウン百万だもんね!!」
「慣れてる車だし、愛着も有るし!! まだまだ乗るよ!!!」
笑☆