2014年10月6日
2014年…私フーチーの1押し!!
「走れ!! ミニバン」シリーズ☆
今回はカスタマイズカーにも掲載しているオーナー様の20アルファード!
日々進化を続けている1台。車両は2.4LのFFです。
今回はより、走りに磨きをかける為に・・・・
①アンチロールシステム
②走行アライメント値の適正化
この2点狙いで作業を行います!
①に関しては単純明快。
CUSCO製のスタビライザー&スタビバーを取り付けます!!
最近のFF車は、リアにスタビライザーがありません。
代わりの仕事をしているのが、アクセルアーム(コの字型の大きなアーム)!!
よく見ると、形そのものもコの字なんですが…アームそのものの作りもコの字型☆
棒では無いのです。中空でもない。コの字なんです!
このアームがスタビライザーと同じ役割を果たしてくれているのです♪
つまり…コの字型アームがねじれて車がロールしているのです。
そんなアームの下端…バネとバネの受け皿を軸にバーを追加!!
これで、ねじれ剛性がアップするって事です♪
通常は強化品へ交換=UPですが、バーの場合は補強=UPと言う訳です!
フロントは単純に付いている物を外し、付け替え。
ただ付け替えと言っても、メンバーズラシやアーム外しetc.・・・
作業なヘビーです。。。。汗!
続いて・・・
②に関しての作業です。
玄武RCジョイント+タイロッドエンド+スタビアジャスタロッド
以上3点の取付です。
この3点で車高ローダウンにより位置が変化してしまったロールセンター位置を補正します!!
補正と言っても、微調整が効く訳ではありませんが・・・
20アルファードのフロントの足廻り構造はノーマルストラット。
ローダウンの結果・・・ロアAアーム・タイロッド・スタビライザー
が、万歳状態に!!!
これでは正常機能しませぬ。
ローダウン車であっても、アーム角は車体のロールセンターより下方が理想。
でも大半のローダウン車は上方。。。
これじゃ車はロール出来ません!!!
走りがゴーカートやジェットコースターになります。(ノーサス状態!)
動かない足はただの棒。。。意味有りません!
それを減衰だレートだと頑張ったところで、改善には向かわない。
あくまで誤魔化しでしか有りません!
RCジョイントはロアアームとナックルとの付け根部分。
純正品よりもジョイント部が長くなっているので、その分アームが押し下げられます☆
タイロッドエンドもナックルとの取りつけジョイント部が延長されているのでタイロッド自体の角度を下げる事が可能☆
そして単体画像を取り忘れてしまいましたが・・・
スタビアジャスタロッド。
万歳しているスタビライザーをロッドを純正より伸ばす事で押し下げます☆
ナックル自体はショックにて上に持ち上げられたまま・。。。
その分、ナックルを維持している連結部品を押し下げる!!!
これで、ローダウンしたままロールセンター位置を補正出来るのです。
これが何を産みだすかと言うと・・・
失っていたロールが発生→コーナリング時の安定!!
誤解しやすいのが…ロールが消える=コーナリングの安定。
これは間違いです。単純には正解ですが…本質的には間違い!!
何故なら、1~2tもの鉄の塊である車がスムーズの曲がる為に必要不可欠な物…
それはロールだからです☆
それを消しても良いことは有りません。
ある程度…ロールをさせないと車は曲がらないんです!
ロールすると言う事は=足が動いてる!!! と言う事。
しなやかに。スムーズに。追従性良く動く足が良い足だと思います☆
踏ん張る足と・・・突っ張る足は雲泥の差。。
必要以上のロールは確かに必要有りませんが・・・
ロール無くして良い足とは呼べません!!
ロールはタイヤの面圧を稼ぐ為にも必要不可欠。
ロールすることで、軸重が下に掛かるんです!
ロールしなければ、横にばかり掛かり・・・結果タイヤはブレイク!!!
じゃあタイヤのグリップを上げよう!!
は間違ってるんです!
本来…アタックマシン用しか無いパーツですが
最近ではミニバン設定も多々あります。
車本来(スポーツもファミリーも)の姿はレーシングカーに有ります!!!!!
レーシングカーはただ速く走るだけの車ではありません。
より安全に・・・安心に・・・走る為の車なんです。