KIZUNA STORIES

お客さまに“満足”をお届けするために、優れた技術力と培ったノウハウで難題に挑む。

お客さまに“満足”をお届けするために、
優れた技術力と培ったノウハウで難題に挑む。

コクピットさつま岸和田

「毎度おおきに、ありがとう!!」
 帰路につく常連さんのクルマを、大海竜也店長が歯切れのいいあいさつと明るい笑顔で送り出す。これでお昼前の作業はひと段落…… そう思ったところへ、白いアクセラスポーツが駐車場にすべりこんできた。
 派手なカスタマイズをしているわけではないのだが、抜群にカッコイイ。正統派ローダウン&インチアップのお手本のような絶妙の仕立てが、シャープで豊かな“魂動”フォルムに素晴らしく似合っている。精悍さがグッと増して、個性も際立つ印象だ。

 ドアを開けて降りてきたのは、戸田哲也さん。ご自身でパーツ選びや取り付けまでを行うこともあるカスタマイズのベテランだが、“大事”な部分は信頼を寄せるコクピットさつま岸和田に任せている。今回は、足回りの交換を行ってから1年が過ぎ、そろそろアライメントをチェックしようかとお店を訪れた。
 大海店長が出迎えると、すぐにクルマ談義が始まった。クルマ好き同士、これからの“いじり方”でついつい話が盛り上がってしまった様子。アライメント作業が始まるまでには、もう少し時間がかかりそうだ。

スパイスの利いたローダウン&インチアップフォルム

スパイスの利いたローダウン&インチアップフォルム

 戸田さんが長く手許においていたアテンザ5ドア・スポーツから、マツダ・アクセラスポーツ15Sに乗り換えたのは2014年6月のこと。「次のクルマはマニュアル・トランスミッションで楽しみたい」と考えていたそうで、スバル・インプレッサも候補に挙がったがデザインの好みからアクセラスポーツに決めたという。
「1.5リッターですからそれほどパワーはありませんが、MTを操りエンジンを回しきって走る楽しさがあります。通勤から休みの日のロングドライブまで毎日のように乗っていますが、スポーティなのに運転しやすく、疲れにくいクルマですね」

 そんなふうに心から気に入っている、文字通りの“愛車”だけれど、さらに自分らしく仕立てることは、戸田さんにとってのお約束。思い描く完成図にはまだまだおよばないが、真っ先に手がけたのがタイヤ&ホイールの交換と、それに合わせたローダウンスタイルの実現だった。プレイズと組み合わせた18インチのワーク・ターミストS1C(マイスターではない!!)が、なんともシブイ!! そして車高はRS★R Ti2000 DOWNで落としてあるが、問い合わせたときにはまだ設定がなかったため、戸田さんのクルマで適合を確認したのち、装着に至ったのだという。

ベテランスタッフが満足度の高い仕上がりを目指す

ベテランスタッフが満足度の高い仕上がりを目指す

 しばらくすると、アクセラスポーツのアライメント測定が始まった。木崎峰守スタッフが、手際よく準備を進めていく。コクピットさつま岸和田は、近隣のお客さまがタイヤ交換や点検・整備等で気軽に来店されるほか、スポーツカーからミニバンまで、こだわりのカスタマイズを楽しんでいるクルマ好きのみなさんにも愛されている。長年培ってきたノウハウと優れた技術力により、確かなクオリティで仕上げていくことから多くの信頼を得ているのだろう。

 そんなコクピットさつま岸和田では、アライメントも得意とする作業のひとつ。偏摩耗を防ぐ一般的な調整から、サーキット走行でタイムを縮めるためのセッティングまで幅広く対応している。お客さまの求めに応じて、満足のいく仕上がりを実現するというのが大海店長のポリシーだが、タイヤのチョイスや足回りのカスタマイズに始まり、徐々にステップアップしていくようなモディファイの中では、豊富な経験があるからこそ引き受けられるような難題をこなすことも少なくないそうだ。

難易度の高い作業にも積極的にチャレンジする姿勢

難易度の高い作業にも積極的にチャレンジする姿勢

 アクセラスポーツのアライメント作業が終了すると、木崎スタッフは前日から持ち越していたオーディオ関連の作業に戻った。クルマはジャガーFタイプ R AWDクーペ。最新の輸入車ということもあって前例がなく、また参考になるような事例もなかったため、ひとつひとつクルマの中身をじっくり確認しながらの作業となったが、なぜか大海店長も木崎スタッフも楽しそうだ。
「加工を伴うような手間のかかる作業は、確かに神経をすり減らすこともありますが、作業をする側にとってはどこかワクワクする部分もあるんです。説明書通りにいかないだけにやりがいがあるというか……。真剣に、けれど楽しんでやっています」と大海店長。

 また、こういったオーディオ関連や足回りの作業は、完成してしまうとオーナーが目にすることはほとんどないのだが、見えないところも丁寧に仕上げることをモットーにしているという。配線の取り回しやまとめ方、足回りの微妙な組み付け……。時間はかかっても、きっちり作業者自身が満足できる仕事をするのがコクピットさつま岸和田のこだわり、そしてプライドなのだ。

培ってきた経験とノウハウ、技術力をお客さまのために

培ってきた経験とノウハウ、技術力をお客さまのために

 アクセラスポーツのオーナー、戸田さんも、そんなコクピットさつま岸和田の作業に対する姿勢に惚れ込んだひとり。例えば大海店長は足回り等の作業が終了すると、お客さまの了承を得てから必ず走行テストを行っている。
「安心してお乗りいただくために、作業後のクルマのチェックはきめ細かく行います。また、正確な情報をお客さまに知っていただくことも、こだわりのひとつ。商談の際には、商品等のおすすめの部分だけでなく、デメリットを説明することもありますよ。これもお客さまを思ってのことです」と大海店長。戸田さんはこういったスタンスが、コクピットさつま岸和田と長い付き合いになった理由なのだろうと振り返る。

 さて、これからのカスタマイズをどのように進めていこうかと話をしていたら、大海店長が、「タイヤ交換の時期が迫っていますね」とひとこと。実は戸田さんも、そろそろかなと感じていた。最新のPOTENZA RE-71RやAdrenalin RE003が気になるところだが、日常のさまざまな場面で乗ることを考えると、快適性にもこだわりたい……。そんな気持ちを伝えると、大海店長はREGNO GR-XIを候補に挙げた。優れた静粛性や乗り心地が大きな魅力のREGNOだが、新たに登場したGR-XIは定評ある快適性をさらに磨き上げ、同時に高速安定性はハンドリングも向上しているという。なるほど、毎日ステアリングを握るクルマなのだから、コンフォート性能を兼ね備えたタイヤをチョイスするのも悪くない。
 お客さまの立場にたった大海店長の的確なアドバイスをきっかけに、2人のカスタマイズ談義はさらに盛り上がってゆくのである。

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