MAZDA AXELA コクピットさつま岸和田

6MTで日常を楽しむスタイリッシュ&スポーティハッチ
マツダ・アクセラスポーツのエンジンスペックに、目を見張るようなところはない。最高出力111PS、最大トルク14.7kg-m……額面上はむしろアンダーパワーかなと思える数値が並ぶ。「1.5LのNAエンジンですから、確かにパワフルという印象はありませんね。でもこのクルマには“回して走る楽しさ”があります。それを思う存分味わいたくて、6速MTを選びました」。そう話してくれたのは、爽やかなスノーフレイクホワイトパールマイカのボディカラーをまとうアクセラスポーツ15Sのオーナー、戸田哲也さんだ。2014年6月に先代のアテンザスポーツから乗り換えたが、アテンザの次は小排気量でもキビキビ走る5ドアハッチ、しかもマニュアルトランスミッションのクルマを手許におきたいと考えていた。
戸田さんの思惑どおり、アクセラスポーツ15Sは通勤でもロングドライブでも、さまざまな場面で心躍るクルマだった。あとは絶妙のさじ加減で自分好みのテイストに染め上げていけば、さらに愛着が深まる。本来の痛快さに磨きをかけ、しかし実用性は犠牲にしないことを前提に、戸田さんはまず小技の利いたエクステリアのカスタマイズと、それに合わせたローダウンを行った。派手さは感じられないが、このまとめ方が見事にハマり、流麗なフォルムをよりスタイリッシュに見せることに成功している。
これに加えて戸田さんは、アテンザでも使用していたお気に入りのアイテムを再び組み合わせている。ひとつはWORK TERMIST SC1ホイール、そしてもうひとつはRECAROシートだ。こんなふうに、長年使用してその魅力に惚れ込んだものを使い続けるというのも、カスタマイズのひとつの手法。作業を任せるコクピットさつま岸和田でも、「いいものを長く使ってほしい」という気持ちから、こういった載せ替え作業は頻繁に行っている。そして、オーナーの思い描く“楽しいクルマ”をカタチにするため、そんなところにもコクピットの豊富なノウハウを活かしているのである。


DETAILS
匠の技
FOOTWORK

インチアップ&ローダウンで
スポーティ・イメージをアピール
アクセラスポーツの流麗なプロポーションを、さらに強く印象づけるためのローフォルムは、コストパフォーマンスに優れたダウンスプリングで実現。使い勝手も考慮したほどよい車高に収めるため、RS-R Ti2000シリーズの標準的なダウンサスペンションを組み込んだ。

①フロントに取りつけたRS-R Ti2000。アクセラスポーツ15S用は、戸田さんがクルマを購入した時点で設定がなかったため採寸等を行ったのちに装着。つまり15Sでは装着第一号とのこと。②アクセラスポーツのリアはダンパーとスプリングが別体のマルチリンク式。前後とも3cmのローダウンとなる。
TIRE&WHEEL

力強いデザインのホイールで
アグレッシブな印象をプラス
マットブラックのスポーク部を塗り直し、テッカーも新調したWORK TERMIST S1Cを装着。「あれっ、マイスターS1じゃないの?」と思われる方も少なくないと思うが、マイスターS1が3ピースなのに対し、こちらは2ピース。タイヤはPlayz PZ-1を組み合わせる。
EXTERIOR

純正オプションエアロパーツに
ライセンスプレート移設で変身
購入時はMAZDASPEEDフロントアンダースカートのみを装着したそうだが、その後、サイド&リアアンダースカートも追加。さらに、ライセンスプレート取り付け位置をグリルと右フォグランプの間にオフセットし、個性を主張したアクセラスポーツに仕立て上げている。

①LEG MOTOR SPORT製オフセットナンバーブラケットを用いて、ライセンスプレートを右サイドに移設。②ライセンスプレート位置の変更により露出したベースプレートを隠すグリルフィットも装着。MAZDASPEEDのボディパーツは、③フロント、④サイド、⑤リアのアンダースカートをチョイス。カラーはすべてブリリアントブラックで、スノーフレイクホワイトパールのボディをキリッと引き締める。
INTERIOR

体に馴染んだRECAROだから
これからも大切に使い続けたい
フロントシートは左右ともRECARO。運転席にはSR-3を、助手席にはSR-6を取りつけている。シートレールを交換して、RECAROシートを新しいクルマに乗せ替えるオーナーは少なくないが、戸田さんもそのひとり。ハイクオリティなRECAROだからこそ、長く使い続けたくなるのだ。

運転席のSR-3は戸田さんのお気に入りだが、実はこれで3台目の装着となる。助手席のSR-6は奥様に大好評。ご夫婦でしばしばロングドライブに出かけるそうだが、そんなときにも疲れにくいのだそうだ。

OWNER'S VOICE
戸田哲也さん
毎日大活躍のアクセラスポーツだが、オーナーの戸田さんには “ああしたい、こうしたい”がまだまだいっぱい。いま最も興味があるのは見ためのカッコよさと快適性の両立で、車高調の装着とタイヤの交換を目論んでいる。車高調はCUSCO、TEIN、RS-Rなどが候補に挙がる一方、気になるのがタイヤ。定評のある静粛性や乗り心地だけでなく、操縦安定性など“走り”の部分でも大きく進化したREGNO GR-XIを履いてみたいと考えている。さらに、吸排気やメーター類等々……、アクセラスポーツのカスタマイズはこれからも続きそうだ。
SPEC
ベース車両 | MAZDA AXELA SPORT 15S |
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タイヤ | BRIDGESTONE:Playz PZ-1 |
ホイール | WORK:TERMIST S1C |
フットワーク | RS-R:Ti2000 DOWN SUSPENSION |
エクステリア | MAZDASPEED:フロントアンダースカート MAZDASPEED:サイドアンダースカート MAZDASPEED:リアアンダースカート LEG MOTOR SPORT:オフセットナンバーブラケット LEG MOTOR SPORT:KODOLOOKグリルフィット |
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インテリア | RECARO:SR-3 RECARO:SR-6 |