2024年3月7日
純正交換タイプスピーカーでも音質UP
最近のクルマは純正ナビ付でオーディオ本体総入れ替えが難しくなって、高音質を目指すのもなかなか大変です!
そこで音の出口「スピーカーチューニング」です。
今回取り付けするスピーカーは純正交換タイプで、いわゆるポン付けスピーカーです。
それでは芸がないので、ワンポイントチューニング「高音質インナーバッフル」プロフェッショナル仕様で、ポン付けスピーカーをアップグレードします。
取り付けするおクルマはレヴォーグVM4です。
まずは、ドア内張と純正スピーカーを取り外します。
純正のスピーカーホールに「高音質インナーバッフル」を取り付けて、カロッツェリアTS-C1730SⅡを取り付けます。この時付属の制振材を張り付けながら取り付けます。あとで余計なビビり音等が出ないようにするためです。
スピーカーの周りに貼ってあるスポンジは吸音材です。ドア内張側に音が回り込まないように吸音します。
純正交換タイプのスピーカーを取り付ける際に一緒にやることで、費用を抑えワンランク上の音質を楽しめます。
エンジョイカーライフ♪
高音質インナーバッフルのメリットは
ドアの鉄板はボディの軽量化のため薄くて押せば簡単に曲がるくらいで、同様に一般的なスピーカーのフレームも鉄板は薄めです。
スピーカーはコーン紙を振動させ音に変換します。簡単に言えは800Hzの周波数は1秒間に800回上下運動します。こんなに早く動くものを薄い鉄板で支えるのはチョット厳しいですよね。そこで「高音質インナーバッフル」の登場です。アルミダイキャスト製でスピーカーの振動に耐えるよう専用設計されています。人間も腕立て伏せをするときは、柔らかい布団の上でするより、固い床で行った方が楽にできます。スピーカーも同じで、しっかりとした土台で動くことでメリハリの利いた音質になります。特に低音のスピード感が上がります!
さらなる音質チューニング
スピーカー交換と高音質インナーバッフルでシンプルに音質向上を目指しましたが、スーパープロフェッショナル仕様でさらにステップアップすることもできます。
音は振動の上下で生まれると書きましたが、上下して1Hzです。つまり⊕の音と⊝の音があり⊕⊝が交わると、まともな音が出ません。そこでスピーカーの表と裏をはっきりと区別させることが重要で、ドア内をスピーカーBOXにします。
通常ドアにはサービスホールがあり修理のための穴あがいてます。水の侵入を防ぐためビニールで覆われていたりしますが、音は空気の振動なので簡単に裏の音が表に出てきます。出てこないようにサービスホールを専用の制振材でふさぎます。音は空気の振動です(音圧)に負けない対策も重要で、薄い鉄板では音圧に負けて鉄板が共振して快適な音質になりません。制振材や吸音材等でドア内部を補強してスピーカーBOXに仕上げます。
クルマやスピーカー・AMPなどでも仕様が変わるので、お客様に合わせ施工していきます。しっかりと打ち合わせしてベストな音質を作り上げますので、ぜひご相談ください
見落としがちなスピーカーケーブル
音の通り道となるスピーカーケーブル。純正は通常の電気コードを使い、パワーウインドウも同じようなコードを使用してさらに車の形に合わせて左右の長さもバラバラです。簡単に言うと同時に出た音が左右でケーブルの長さが違うと到達時間にズレが生じます。すると音像がばらばらになり、まとまりの無い音になります。スピーカーケーブルの材質にも種類があり、無酸素銅等のロスが少ないものも使うとさらに向上します。
理想は目の前でアーティストが歌い出すような音場づくり。左右の長さを合わせることは重要なポイントです。
スピーカーケーブルを交換できない車種も増えていますので難しい所ではありますが、AV機器によってはタイムアライメント機能を有するものもありますので、セットアップ次第で理想に合わせることも可能です。
音質向上は相談が重要です
ガッツリ音質向上を目指すとそれなりの金額になります。どこまでやるか?音楽ジャンルは?車種は対応か?など要相談です。お客様の理想を実現すべくアドバイスいたします。
楽しいカーライフを共に作りましょう♪