アウディ RS3
COCKPIT賞

全長4.5mほどのコンパクトなボディに、400PSを発揮する2.5リッター直5ターボを搭載し、フルタイム4WDシステムを組み合わせる。そんな成り立ちを持つスーパーセダン、アウディRS3をより魅力的に仕立て上げるというのは、パーツチョイスを含めそうそう容易なことではない。しかし、足回りを中心にカスタムが施されたこちらのRS3セダンは、それをさらりと成し遂げている。さらなるローダウンフォルムとしなやかな乗り味を求めてチョイスしたのは、減衰力2way調整が可能なプレミアム車高調「KW V3」だ。スポーティな走りを楽しめながら、乗り心地もいいのが大きな魅力。RS3は電子制御サスペンションを採用しているため、KW製のキャンセラーも同時にセットした。そして大きなポイントとなるのが、タイヤ・ホイールである。RS3はリヤよりもフロントタイヤのほうが太い、少々珍しいモデルだが、マッチングもきめ細かく確認し、シャープなスポークデザインが印象的な鍛造1ピース「RAYS VOLK RACING G025」を選んだ。オプションカラーのダイヤモンドシルバーは、RS3の各部にあしらわれた銀色の加飾に呼応し統一感のある仕上がりとなった。そんなプレミアム&スポーティなホイールには、「REGNO GR-XⅢ」を組み合わせた。純正タイヤは欧州で販売している「POTENZA SPORT」だったが、ロングツーリングを好まれるオーナーに合わせて選択。「REGNO GR-XⅢ」は、プレミアムコンフォートタイヤならではの優れた静粛性や乗り心地をアップデートしつつ、ハンドリングや操縦安定性も向上しており、ハイパフォーマンスカーに装着されることも多い。このほかにもドライバーズシートを「RECARO SR-S UT100H」に交換したのもトピック。ホールド性アップは、走りの楽しさだけでなくロングドライブにおける快適性向上にもつながる。クルマの使い方に合わせたカスタムで、本来の魅力もさらに際立たせたRS3なのである。
アウディ RS3 | |
装着ホイール | RAYS VOLK RACING G025 |
---|---|
装着タイヤ | REGNO GR-XⅢ |