スペック85ってどんな商品なの？

クルマのHIDヘッドライトが暗くなってきたので交換したいと思っています。コクピットではスペック85というベロフ製HIDを扱っていると聞きましたが、どのような商品でしょうか？

高い実用性とリーズナブルな価格を実現した
ブリヂストン系列店専売のHIDとLEDです。

「スペック85」は、ブリヂストン系列店専売のベロフとのコラボモデルです。見やすさなど実用性を追求しており、HIDキットやバーナー、そしてLEDフォグランプキット等を用意しています。

優れた視認性と美しさを兼ね備える蒼白色光を実現

現在の灯火システムの主流となっているのは、HID（High Intensity Discharge）です。ディスチャージ･ランプとも呼ばれるHIDは、電極間の放電によって発光するもので、電球内のフィラメントに通電して発光させるハロゲンランプに比べて明るさや寿命という点で優れています。最近では、より長寿命で消費電力も低いLED（Light Emitting Diode）化が進んでいますが、HIDに比べるとまだまだ高額ということもあって、ヘッドランプやフォグランプなどではHIDが選ばれることが多いようです。

そんなHIDを選ぶ際に大切になってくるのが色味と見やすさです。ハロゲンに比べて純白色が目立つHIDですが、白さ＝明るさではありません。光には色温度を表すケルビン（K）という単位があって、この数値が大きければ大きいほど青白い色になりますが、それは明るさに比例するものではありません。したがって、HIDやLEDの選択に関しては、実用性とドレスアップ効果双方のバランスを考えたいところです。

「スペック85」はこうした点が考慮されており、色温度は6500Kに設定。視認性と見ためを両立させています。さらに、ラインナップを絞り込むことで高品質かつ信頼性の高いベロフ製品をリーズナブルな価格で提供することを可能にしました。

ラインナップは35Wスタンダード日本製パワーユニットと6500Kのバルブに汎用ステー、ハーネスを同梱したキットのほか、純正HID交換バルブ、30Wフォグランプ用パワーユニットとバルブを組み合わせたフォグランプ用HIDキットの3種類。ヘッドランプキットはHL4MVS、H7、HB、H9/H11の4タイプを揃えたほか、純正HID交換バルブは輸入車のスタンダードであるD1Sや国産車に用いられているD2R/D2S、水銀フリータイプのD4R/D4Sの3タイプが用意されています。ぜひコクピットでその性能をご確認ください。

HIDヘッドランプキット（タイプ：H7）

純正HIDヘッドランプ交換バルブ（タイプ：D1S）

フォグランプ用LEDコンバージョンバルブもラインナップ

日本人3名のノーベル物理学賞受賞で注目を浴びたLEDは、いまや普段の生活の中でも省電力で長寿命な照明として身近な存在です。クルマのカスタマイズにおいては、HIDの色味に合わせてポジションランプをLEDに交換したり、ライセンスランプやルームランプなどをLEDランプに置き換え、スタイリッシュにドレスアップすることでお馴染みの方も多いでしょう。

しかしLEDは日々進化しています。既述の通りHID以上の寿命と省電力が魅力で、続々と商品ラインナップが拡大しており、「スペック85」にはこのLEDを採用したフォグランプ用バルブを用意しました。高輝度LEDの光をバルブ先端のディフュージョンミラーに反射させることで増大し、ランプリフレクターより理想的な照射光を実現しています。色温度は黄色系の2900Kと蒼白色系の6500Kの2種類で、近年多くの車両に採用されているバルブタイプH8・H11・H16やトヨタ86、スバルBRZなどに採用されているPSX24など4タイプを揃えています。

また、国産車向けにスペック85 LEDバルブT10type（6500K）を用意。LED素子をバルブトップとサイドに合計3つマウントし、LEDのパワーを効率良く引き出すことで、ポジションランプやバックランプなどに使用できる自動車用ウェッジバルブでは最高クラスの明るさを実現しています。