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ECOPIA EX20C TYPE Hってどんなタイヤ?
ECOPIAのニューモデル「ECOPIA EX20C TYPE H」が発売されたと聞きました。ECOPIAシリーズだけに、低燃費性やウェット性を重視したタイヤなのだと思うのですが、どんなタイヤなんですか? ECOPIA EX20Cとは何が違うのでしょうか?
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背の高い軽自動車でもふらつきにくいハイト系軽自動車専用低燃費タイヤです。
「ECOPIA EX20C TYPE H」は、ECOPIA EX20シリーズのニューフェイスです。従来からの特長である高い低燃費性能とウェット性能に加えて、車高の高いハイト系軽自動車で起こりやすいふらつきを専用設計の採用によって抑制しています。
※ハイト系軽自動車とは車高1700mm以上を想定

雨に強く、長持ちするECOPIA EX20シリーズ
2014年3月に発売されたECOPIA EX20シリーズは、車種別専用設計を採用した低燃費タイヤです。ラインナップはセダン・クーペ専用のECOPIA EX20、ミニバン専用のECOPIA EX20 RV、軽・コンパクト専用のECOPIA EX20Cをラインナップ。そして今回、ECOPIA EX20C TYPE Hが新たに加わり、4タイプが揃いました。それぞれが高いウェット性能を有しているほか、耐摩耗性に優れたコンパウンドの採用によってライフ性能にも配慮しています。
最新のECOPIA EX20シリーズは何が進化したの?
ECOPIA EX20C TYPE Hはふらつきを抑えるパワーサイド構造を採用
軽自動車の中でも広い室内空間が魅力なハイト系軽自動車は、利便性が高いことからファミリー層を中心に人気が高まっています。しかし、車高が高いためにクルマの重心も高くなってしまい、走行中にふらつきが起きやすいという傾向がありました。
「ECOPIA EX20C TYPE H」は、こうした車両の挙動や用途に注目し、新開発の「パワーサイド構造」を採用。サイド部の剛性を強化することによって、街乗りから高速走行まで、さまざまなシーンでのふらつきを抑制しています。また、小回りや据え切りによる偏摩耗も抑えるなど、タイヤのロングライフも追求しています。


低燃費性能とウェット性能を両立させたブリヂストンの独自技術
低燃費と安全という、相反する2つの性能を両立するべく、ウェット向上ポリマー採用「ナノプロ・テックゴム」を採用しました。ウェット性能を向上させたり、転がり抵抗を低減させたりする効果があり、ゴムの補強剤として用いられるシリカと、低温時の優れた柔軟性や耐摩耗性、耐屈曲疲労性を持つポリマーの親和性を高めたブリヂストン独自の「ナノプロ・テック」を進化させたこの技術によって、ウェット性能を向上しました。
また、開発時のシミュレーションと実際にタイヤを使用した計測を繰り返し実施する新たなタイヤ開発技術「ULTIMAT EYE(アルティメット アイ)」により、低燃費性能やウェット性能、ライフ性能などを最大限に高めています。
他のシリーズ同様に、トレッドデザインは車種別専用設計を採用
トレッド面は他のEX20シリーズと同様に、車種別の専用設計を採用。サイド部分には、高剛性ショルダーブロックと接地性を向上する周方向サイプを、センター部分にはグリップ力を最大限に発揮するサイプ基調パタン、3Dカットリブ+ラウンドリブエッジを配置しています。
また、排水性に優れたGUTTⅡシミュレーション・ストレートグルーブ、スクレイプサイプ、センターF1ノーズを採用することで、ウェット路面でも高い性能を発揮します。
さらに、「ECOPIA EX20C TYPE H」は静粛性にも配慮。表面を3次元の曲面にしたサイレントACブロックが路面とブロックの接地によって発生するノイズを低減しています。
