2023年12月9日
コクピットロフトのタイヤ交換「脱着」
スタッドレスタイヤの交換シーズン真っ只中です。すでにスタッドレスタイヤを装着されいる方も多いと思いますが、ここであらためてタイヤ交換「脱着」についてご説明します。
タイヤはホイールセットにして脱着を行います。ホイールナットやホイールボルトによってクルマに取り付けてあります。もしこれらのネジが緩むとタイヤの脱落事故になります!一番注意しなくてはなりません。
きちんと締め付けされいても、ごくまれにネジが緩むことがあります。
これらの原因はセンターハブといわれるホイールが取り付けされている部分です。タイヤセットを外すと見えることろです。
ここにホイールが密着していますが、ご覧の通りサビや汚れなどが付着しています。ホイールの種類によって当たり方が違います。
当然ホイールの裏面にもサビが付着し、こうなると合わせ面が均等になりません!アルミホイールなので赤さびは出ませんが、このサビはセンターハブから移ったものです!「アルミホイールそのものがサビたら要交換です」ボルト穴の変形なども要交換の対象です。
さてこのようなサビをそのままにしてはおけませんので、装着前にワイヤーブラシ等でサビを落とし、あたり面が均一になるように清掃し、再びサビが発生しづらいように防錆処理を行います。同時にホイールの固着防止にもなります。
防錆材はブレーキ周りで使用するグリスで熱による影響を受けづらく、ネジの緩みに影響しないものを使います。間違えても潤滑スプレー(ネジを緩めやすくするものやキシミを無くすもの)は使用厳禁です。ナットが締まりすぎたり、緩んだりしますので、もし使用したのであればパーツクリーナー等で脱脂してください。一般的なグリスは熱で溶けてブレーキに回りが大変危険です。適応したものを使います。
ホイールの裏面もサビを落とします、清掃しないで装着するとあたり面が均等にならず、ステアリングのブレや振動の原因となり最悪はナットの緩みが発生します。
取り付けの際には、タイヤ専門店の必殺技!センターフィットマシンの登場です!タイヤセットに振動を与えながらボルトナットをなじませつつ、トルクレンチを使い均等に締め付けていきます。「より中心にホイールが取付できるように」このマシンを使います。より均等に取付できるのでボルトナットの緩みも軽減されます。
いよいよ最終確認です。センターフィットマシンを外し、ブレーキをフリーな状態で、トルクレンチにて最終確認を行います。締め付けトルクはクルマによって違いますので車両に合わせて締め付けます。
100km点検のすすめ
そして必ずお願いしているのが「100km点検」です!ロフトでは初期点検とも言いますが、最低でも20km~50kmほど走行したら、ホイールナットと空気圧点検をさせていただきます!装着後の安全確認です!
初期の馴染みを点検で安心して走行できるように必ずお立ち寄りいただくようお願いします、こちらの作業はご予約不要の作業です。点検時間はおよそ5分です、当店での作業にかかわらず、どなたでも点検させていただいておりますので、お気軽にご来店ください。
エンジョイカーライフ!