2016年6月12日
一昔前と比べて、走りの入門モデルとよべるホットハッチ(死語?)は少なくなってきました。
現在でホットハッチの代表格ともいえるスイフトスポーツをサーキット&ストリートの両立を目指してカスタマイズしました。
今どきのホットハッチらしく、極端なローダウンや爆音マフラーはもちろんNGです。
車検対応のライトチューンで、このままサーキットへ自走し楽しく走ってそのまま帰る仕様ですよ。
そんな要望に応えるためにチョイスするタイヤは、勿論ポテンザRE-71Rです。
圧倒的なドライグリップはもちろんの事、意外と期待度の低い声があるWETグリップ・快適性などの高さはストリートにおいても圧倒的なアドバンテージです。
この車両では昨年デビューと同時にRE-71Rを装着し、雨の岡山国際サーキットで驚異のタイムをたたき出し、話題騒然となりました。
(現地だけでのお話です)
71Rのグリップを受け止めるサスペンションは、クスコZERO3S。
この手のストラットでは珍しい、ピロアッパーマウントとフロントキャンバー調整機構を持つ本格派スポーツショックです。
比較的ハードな仕様の商品ではありますが、きちんとしたセットアップで街中でも十分な快適性を誇ります。
またストリートカーらしくナビやエアコンはもちろん装備。
サーキットへの道中はもちろん、デートだって難なくこしますよ。
きちんとセットアップしたホットハッチの魅力は、なんといってもアクセルの全開が楽しい事。
使いきれないハイパワーでなく、きっちり踏み切れる適度のパワー感。
しかも全開時のサクラム管のサウンドは、更にドライバーのやる気を倍増させますよ。
そんなわけで楽しさ全開のスイフトスポーツ。
まだまだ進化するかもしれませんので、ご期待ください。
サイドビュー
エアロレスでほどほどローダウンがスタイリッシュなサイドビューです。
走りの車には、不要なパーツは取り付けないのです。
センターロックピロアッパー
最近はやりの一本止めストラットの泣き所を解決するピロアッパーマウントです。
ストラットは横方向の力がまともにかかる為、巨大なゴムマウントではあいまいな動きになってしまいます。
ピロでリジット化することでステアリングレスポンスを明らかに向上します。
下廻り
クスコZERO3Sは、リアにも直巻きスプリングが採用されています。
コースに合わせてスプリングを変更していますが、ダンパーの対応能力が高いので各種スプリングを許容します。
現在メインで使用しているのはハイパコのスプリングです。
マフラーは、防錆施工でツヤッツヤです。
アライメント調整
ストリート&サーキットの両立は本当に難しいものです。
スイフトでサーキット走行をする場合、フロントのキャンバーをネガティブに振りたいわけですがタイヤの摩耗も気にしたいわけです。
使用するタイヤやドライバーの技量でもデータは、変わっていきますので試行錯誤の日々です。
RE-71Rは摩耗状況から、運転の仕方やアライメントデータが適正かどうかのフィードバックをしてくれる素敵なタイヤなので助かります。