2016年12月27日
進化の止まらないFD2型シビックタイプRです。
ほとんど手の入っていない部分がないほどのカスタマイズで、派手目な外観ですが、通勤から小旅行そしてスポーツ走行もこなすオールラウンダーな仕上げです。
特に特徴的な部分は、片側30mmワイドのオーバーフェンダーにより装着されたGT-RサイズのボルクレーシングG25です。
ノーマルのシビックでは不可能なフェイス3デザインのコーンケイブがたまらなくかっこいいです。
当店のポリシーであり、当たり前の話ですがストリートを走る以上公認車検を取得した合法車両です。
各種パーツに一切の妥協はありませんが、特にこだわりを見せるのは長年進化を繰り返したサスペンションです。
オーリンズベースのオリジナルサスペンションは、この車両にあわせたオリジナルSPECで、画像の通りかなりのローダウンをしておりますが、快適性・運動性能共に一級品の仕上がりです。(最低地上高は9cmを確保)
FD2型シビックの足回りは独特のレートチョイスが肝となりますが、当店ならではノウハウで、快適かつ軽快な乗り味を完成しました。
室内は全席2席ともフルバケに変更してあったり、スポーティーな外観からハードなイメージをもたれることが多いですが、トータルバランスをしっかり取ることで快適性にも妥協はありません。
いいとこどりの見本となる車両となりました。
しかし、これで完成というわけではなく更なる進化を検討中ですので今後にも期待です。
無限エアクリーナーBOX
ノーマルから超高性能モデルのタイプRをデチューンしないために、信頼の無限製エアクリーナーBOXをチョイスしました。
見えない部分ですが、バンパー部からのダクトもセットになっています。
機能性重視でチョイスしましたが、エンジンルーム内のアイキャッチとして赤いボックスが目を引きます。
フロントサスペンション
比較的リバンプストロークを短く設定しているサスペンションです。
700ポンド(12.5キロ)とハイレートですが、ストリートを重視してオーリンズベースのオリジナルダンパーで快適に走行できる様仕上げています。
ストラットに10キロ以上のレートを使うケースは珍しいですが、FD2はボディ剛性が非常に高いため独特のレートチョイスになります。
当店では街乗り仕様からサーキットスペシャルまで比較的データが多い車両ですので要望に合わせてセットアップします。
リアサスペンション
吊るしのオーリンズはリアの車高が非調整です。
この車両は、車高調整が出来る様に直巻きスプリングをセットしています。
それに合わせてショックはストロークと減衰力変更をしたオリジナルVerです。
こちらもハイレートではありますが、快適性を重視しております。
フルチタンマフラー
アミューズ製のフルチタンマフラーです。
焼きが入りきれいなブルーグラデーションになっています。
アミューズ製のチタンマフラーは、各種チタンマフラーの中でも特に軽量ですし溶接も非常にきれいです。
長らくご利用いただいておりますが、割れや排気漏れはまったくありません。
サイバーナビ&インフォメーター
スポーティーなタイプRですが、快適性だって大切です。
クルーズスカウター付のサイバーナビでストリートカーらしい内装です。
エアコンパネル下には、トラストインフォメータータッチを装着し各種車両データを一元管理しています。
ピラー部にはZ17PROのツィータ-をマウントしています。
音質にも妥協はありません。
レカロシート
運転席にはレカロRS-G、助手席にレカロTS-Gどちらもフルバケを装着です。
同メーカーのシートなので、気分次第で入れ替えも可能です。
比較的小柄なオーナー様は、RS-Gの方が普段乗りに適しています。
様々な組み合わせをしたからこそできる提案もありますよ。
RE-11AからRE-71Rへ変更
タイヤのケース剛性があがったことにより、サスペンションとのマッチングが更に向上。
快適性も向上方向です。
ストリートカーとしてはステアリングレスポンスが良すぎるほどなので、アライメントでいいところを探っていきます。
ワンオフグリル加工
シーカー製アルティメットバンパーには、タイプRの代名詞赤バッチが装着されています。
シンプルに見せたいオーナー様の要望に合わせ、ワンオフにてグリルを加工しました。
確かにこのシンプルスタイルもかっこいいですね。
エンドレス MONO6sports & 355φローター
エンドレス MONO6sportsキャリパーに355φローターを組み合わせました。
ブレーキ単体で見るとかなりのビッグサイズなわけですが、GT-RサイズのG25は余裕で飲み込みます。
ローターの大径化に伴い、ブレーキパッドのチョイスでコントロール性を重視しました。
一般的なブレーキパッドより分厚いサイズの為、使用状況によってはお得かもしれません。
カタログには記載されていないモデルですが、メーカーに問い合わせると普通に製作できますよ。
(2016年4月4日更新)
K-TECH オリジナルコンプリートエンジン
2015年搭載完了しつつ今まで未紹介でした。
K-TECH製オリジナルコンプリートエンジンは、カムやピストンは勿論の事クランクやコンロッドまでオリジナルパーツとなるフルチューンエンジンです。
マネージメントはHONDATA Flash Proにより行います。
完全暖機の必要性はあるものの、ストリートでの気難しさはありません。
また低回転域からノーマル以上にトルクフルな特性と高回転域の強烈ななパワーを両立。
REVは8600回転に設定していますが、パワーがありすぎてなかなか回せないとか?
本領発揮はクローズドコース限定にてお願いします。
(2016年9月24日更新)