2021年6月25日
トヨタ エスティマ 50系
以前にHPへUPさせて頂いたオーナー様の続編!!
THE遠方よりご来店①
https://www.cockpit.co.jp/shop/asao/tech/showcase/85530/
THE遠方よりご来店②
https://www.cockpit.co.jp/shop/asao/tech/showcase/85531/
THE遠方よりご来店③
https://www.cockpit.co.jp/shop/asao/tech/showcase/85532/
特に
パート③
で施工事例を上げさせて頂いた
スタビライザー 取付
を気に入って頂き、そこから派生した施工+αを今回はご紹介します♪
「いやぁ~前回施工してもらったスタビライザーが本当に良くて」
それは良かったです♪お勧めした甲斐があるってもんです♪
「でね、足回りやったらもっと良くなるのかな???」
えっ!?足ですか???
言うても、まだ走行距離も浅いですし、ヤレているとは思えませんが??汗
「けれどやってみたくなっちゃんだよね♪」
なぁぁ~笑!
「あれ以来、楽しくなっちゃって!色々見てるんだよね♪」
あらぁ~ こっち側に来ちゃいましたね!!笑
もしかして車高も落としてみたくなっていたりして???
「そう!折角なら、そうしてみたくて!!」
お、おぉ、グイグイ来てますね♪汗
でも正直申し上げますと、ミニバン級の重量ボディでのローダウンは弊害やリスクが高くなります。
それでも世のカスタムカーは優先順位付けの結果、落としているんです。
こちらの車輛は前回の時にも伺いましたが、あくまでも ファミリーカー ですよね!?
「そうです。嫁さんも普段運転するし、家族で出掛けるのに使ってる!」
ですよね。
それであれば、私的には 車高調 はお勧めいたしません!!!
「えっ??そうなの??それが車高落とす奴なんじゃないの???」
そうでもありますが、あくまでも 車高調 は レーシングパーツ です。
先ほども言った通り、何かしらを失ってでも車高を下げたい!!!!
と言うよほどの強い気持ち無くしては、正直なところどうなのかな??と思います。
特に奥様も運転し、きっとその際には、奥様+お子様等の組み合わせに。。。
「そうですね」
であるならば、やはり 極力違和感を出さないシックで大人しいカスタム を提案いたします☆
ただただの 格好良さ/派手さ/インパクト などの見た目だけでは無い、
使い勝手 と 運転のしやすさ と 意味のある性能 に特化したパーツを推奨いたします!!!
「店長さんがそう言うならそうします!!!」
ぎょ、御意!!!汗笑
と言う事でお任せ頂いた結果、私がご用意したのは・・・・
TIEN ではあまり見かけないバカでっかい箱!!!
TEIN EnduraPro PLUS SP KIT(テイン エンデュラプロプラスSPキット)
でございます☆
中身は、
純正形状ショックアブソーバー 減衰調整機構付き
+
ハーフダウンサス??笑
のセット品です☆
ダウン量は前後共に 純正比-25mm と控え目!!!
でも、そこが 狙い目 だったりします☆
そこまで嵩んでいる走行距離ではございませんでしたが、
この度、足回りを変更する=新品交換 ショックやサスはここからがスタート。
でも、アッパーマウントやインシュレーター等は5万キロ台。。。摩耗劣化に差異が生じますよね??
これからテコ入れして乗っていこうとしているのに。。。。。。
そんな事も視野に入れつつ、サポート部品は一式新品を用意致しました!
純正のバンプラバー・・・・・
ダウン量に応じて、底付き防止の為ショート加工致します!
こうして、
PITに入庫させる前に、新品の足回りが組み上がりました☆
よって後の作業は、車高調同様差し替えるだけ!
錆びやすいトップナット部には恒例の 百瀬汁 を塗布済み!!!笑(勝手に定番化☆)
組み上げ準備が整った後に、入庫し組付けを開始いたします。
エスティマのフロントショックアッパー部は、ワイパーカウルトップ下部に隠れております故、
先んじてバラシていき、トップナット部を露わにし準備いたします。
ボディへは養生テープなので保護をし、いらぬ傷を付けぬ様注意を払いつつ作業を進めていきます。
外されたショックのロアボルト×2本。
長年の蓄積なので腐食とは言いませんが、ネジやボルト部に白い汚れが付着しております。
上に乗っかっている物になりますので、ネジは回りにくくなり、ボルトは太って入り辛くなる。。。
そうはさせまいと、
組付ける前に、再利用するボルト類は皆磨きを入れて素の状態へ近づけます。
そして、今後のメンテナンス性を含み、こちらにも 百瀬汁 を塗布!!!!!笑
かじり防止。錆止め。腐食止め。面圧強化。etc.
そしてこちらが先に組み上げたTEINと車体から外した純正。
純正形状をチョイスしているので、見た目的には変わらず、
色と綺麗さの違い!?笑 中身は別物ですけどねぇ~☆
車体への組付けは、相も変わらずの仮想1G負荷を掛けての最終トルクチェックで終了!
真緑の足が投入されました!!!!
続きましてぇ~リアへ着手!
リア足回りにおいても、交換出来るインシュレーター(ゴム製品)は皆交換致します。
リアスプリング上下に使用されているゴム製インシュレーター(緩衝材/消音材)。
当然、真っ黒い下側2個が新品。 上側2個が中古。
何の問題も無さそうに見えますが、車両より外してよくよく見てみると、
スプリングの切れ目が当たる部分は、既にインシュレーターが切れてしまっています!!!(赤丸の場所)
いわば、この部分については、ゴムを貫通し金属製スプリングが金属のアーム上スプリング皿に
当たってると言えます。
金属同士がガッチンガッチン言ってれば、乗り心地&異音に関わってきてしまいます。
よって十二分に交換サイクルに入っていると言えますね!
そんなこんなでリアも完成☆
リアのショックトップは室内側。
前後共に減衰力調整機構が備わっておりますので、右や左にクルクルする事で
お好みの足回りの硬さに変更が可能です!!!!
旦那様が一人で乗る際には、柔らかめ。
家族総出で出掛ける時には、硬め。
と、前後をバラバラに調節可能です。ここを楽しみ始めると沼かも知れませんが、
色々触ってみる事をお勧めいたします☆
と、足回りの施工は完了いたしました!!!
作業の続きはまだ残っておりますが、一旦今回はここまでで終了。
続きの施工内容をお楽しみに!
忘れておりました!!!
上の画像ですが、カウルトップ下のワイパーモーター下部鉄板(仕切り板??)
を固定している10㎜ボルトたち。。。。
こやつらは滅茶苦茶錆付きやすい!!!
何せ水が溜まる場所に永住してますからね。。。汗
こんげなボルトも戻す前に磨いて、百瀬汁付けてから車輛へ装着☆
今すぐの自分達の為??
今後の誰かの為??
誰の為でもよかね♪ しっかと良い方向で施工しましょ!
ここで、あえての純正形状を推奨した理由をご説明。
重量級であるミニバンへ車高調の装着は重さゆえの負荷の掛かり方がセダンやコンパクトの比になりません!
よってそれらの車種と比べても色々な部位の摩耗が激しい傾向があります。
それを分かった上で、それでもローダウンしたい場合は別ですが。。。。
今回のオーナー様の意向としては、憧れは有るもののドレスアップカーを作り込みたい訳ではございません。
故に車高調KITは必要ないのではと判断致しました。
また、ローダウンによるショックアブソーバーのストローク量にも当然差が出ます。
すなわち上下運動等に対する動き幅の事! 幅が狭くなるほど乗り味は硬くシビアになります。
好きなら問題ございませんが、そうでもないなら一定量の幅は残した方が得策かと存じます。
その方が足を締め込む(強化する)ストロングポイントだけ手に入れられて、
締め込んだおかげで失うリスク物量が減らせます☆
もっと簡単に言えば、乗り味/走りは強化しても使い勝手は変わらない!
車庫入れも段差も気に掛けること無く動かせます♪
でも一度ハンドルを握れば、普通のエスティマとは①味も②味も違う運動性能を誇れる♪
これこそ、
大人のカスタム
ではないでしょうか???笑
派手派手も分かりやすく格好良いかも知れませんが、
シックに羊を皮を被る狼仕様も実は断然格好良いものです。