2008年2月28日
特にダンパーやスプリング、また車高調KITやサスペンションブッシュを交換した際に、タイヤ・ホイールの向きや角度が変わってしまう為、クルマがまっすぐ走らない、ハンドルのセンターがずれる、わだちでハンドルが取られる等の症状が出る場合があります。
そんな時はタイヤ&ホイールの角度を正しい向きに合わせ直さなければスムーズに走れません。特にローダウン時、カーメーカーで設定している基準値には、もう合わせようがありません。
また、いくら高性能なアライメントテスターでも、基準値はデータとしては入ってはいますが、車高を下げたりサスペンションのパーツを変えた場合のデータは入っていません。あくまでもそのクルマのその時の測定値をリアルタイムに表示するだけです。そのようなデータで調整したクルマをスムーズに走らせるのは簡単なことではありません。
コクピットモリオカでは今までの豊富な経験から算出した独自のデータにより、スムーズで走りやすく曲がりやすいクルマに調整します。
まず、はじめに車輌の状態(ハブベアリング、ボールジョイント類など全般)の点検後、問題がなければ調整作業にはいります。
調整は基本的に左右の数値をそろえることから始めます。まっすぐ走る事をまず最優先でセッティングし、調整可能な車両はキャンバー角はユーザー様と相談して、どのような走り方をされるかで算出し、トーインの量はキャンバー角とタイヤの減り方をみながら算出していきます。
クルマの安定度はトーインの量で算出し、さらに実走にてセッティングしていきます。車種によりフロントのトーインのみしか調整できないクルマもありますが、そのような車種も可能な限り、様々な工夫をして調整しています。そして、作業担当スタッフが実走を繰り返し納得できるまで調整を繰り返してベストな状態に仕上げていきます。
コクピットモリオカでは時間を惜しまず、最良な状態に仕上げるまで妥協しません。作業工賃や時間が違うのは作業の内容が異なるからです(完全予約制)。
肝心なテスターそのものも常に最新、高精度の物を使用しています。現在使用中のテスターはすでに4台目の機械です。リフトのメンテナンスも重要で頻繁に水平をチェックしています。納車された新車でさえも調整の作業にいらっしゃるユーザー様も実際におります。いくら高性能なタイヤ、サスペンションを装着してもホイールアライメントが狂っている状態では、本来の性能を発揮することが出来ません。
コクピットモリオカでは、アライメント調整はサスペンションチューニングの第一歩であり、「最後の仕上げ」だと考え、特別にこだわっております。