2022年7月2日
南大阪のタイヤ屋さんのコクピットさつま貝塚です。
今回はタイヤ損傷事例を御紹介させて頂きます。
タイヤの損傷というと多いのは以下の様な感じだと思います。
・パンク
・バースト(破裂)
・空気圧不足での走行によるタイヤ内面の損傷(ゴムが削れて粉々になっている)
・経年劣化によるゴムの劣化で起こるクラック(ひび割れ)
・交換時期を超えてトレッド面が擦り切れて内部材のワイヤーが露出
・タイヤ側面のピンチカット(部分的な膨らみ)
等々他にもまだありますが、そんなタイヤ損傷の中からピンチカットを御紹介致します。
まず損傷したタイヤはこちらのタイヤです。
ホイールには大きな傷はありませんが、どうやら縁石に乗り上げてしまった様で、その拍子にタイヤ側面が膨らんでしまった様です。
実はコレ、大変危険な状態で内部のコードが切れている可能性があり、簡潔にいってしまうと急にバーストするかもしれないという状態です。
※逆に凹んでいる場合は構造上発生する現象なので安全上問題ありません。
こうなってしまうと、修理は出来ない状態ですので新品交換しか手段はありません。
なので元々付いていた銘柄相当品に交換致します。
まずは破損したタイヤを外しまして、ホイール側に付いたゴムカスを除去します。
タイヤも経年劣化でヒビが入っていたので、タイヤ同様のゴム製のエアバルブも新品交換します。
ココが古いままだと、次回タイヤ交換まで持ち堪えられずにエア漏れの原因になるので、タイヤ交換時にはついでに交換する事をお勧め致します。
下準備が整ったので新品のタイヤを組み込んでいきます。
用意したのはNH200です。
新車装着時に付いてる事も多いECOPIAシリーズのタイヤです。
このタイヤを組み込んで空気圧を調整し、最後にホイールバランスを調整したら作業完了です。
後はブレーキダスト等で汚れているホイール内側や、ホイールの表のデザイン面を洗ってから、水槽に浸けてエア漏れ点検で異常がなければ車体に取り付けます。
今回のピンチカットの対処ではタイヤ交換までですが、タイヤをHITしてるので、欲を言えば念の為にアライメント調整もさせて頂きたい所ではあります。
しかしアライメント調整は有料サービスですので、そこはオーナー様の御判断次第です。
修理や部品交換はお財布事情に左右される事もあり、今回のピンチカットの様な突然の出費になると尚更ですね。
パンク修理やタイヤ交換はコクピットさつま貝塚までお気軽に御相談下さい。