2022年5月27日
南大阪のタイヤ屋さんのコクピットさつま貝塚です。
オイル交換・バッテリー交換等のメンテナンス作業も承っております。
そんなメンテナンスの中で、昔と比べて交換サイクルが長くなり交換する頻度が減っているLLC交換を御紹介します。
お車は以前リップスポイラーを取り付けたコチラのRX-8です。
現状は交換が必要な感じはしないのですが、水温が上がるのが早い気がするからスポーツクーラントと入れ替えたいという事でした。
という事で準備したのがコチラの品々です。
LLCは『KEMITEC PG55RC』を使用します。
全量が約10ℓとの事でしたので、10ℓ用意致しました。
LLC交換時には交換しておいた方がいいラジエターキャップと、ドレンプラグは純正品を取り寄せました。
部品が揃ってる事が確認出来たので早速取り掛かっていきます。
まずは車の下に入ってラジエタードレンを確認します。
厄介な事に大型のアンダーパネルが確認したい場所全てを覆っていますねww
アンダーパネル脱着は何とか避けたいと思っていると・・・
さすが日本車ですね。
ちゃんとサービスホールがあり、ドレンプラグにアクセス出来る様になっています。
早速取り外してLLCを抜きます。
予測はしていましたが工具を伝って、ほんの少しアンダーパネルの裏側にLLCが入り込みましたww
後で洗い流す工程が増えてしまいました。
と、まぁ不手際で作業工程を増やしてしまいましたが、取り敢えずはキリの良いところまで作業を進めます。
LLCが抜け切ったら新しいLLCを注入します。
※エア抜きバケツは必要ありませんが、ボトルからダイレクトに注ぎ易くする為にセットしています。
PG55シリーズは希釈しないでそのまま使用するLLCですので、ボトルからダイレクト注入が楽ちんなんですww
ラジエターにはラジエターキャップがなく、リザーブタンクにラジエターキャップが付いてるタイプなので、注水もエア抜きもリザーブタンク側で行います。
ある程度多めに注入したらエンジンを掛ける前にラジエターキャップを締めます。
そしてエンジンを掛けてメーカー指定の手順でエア抜きを行い、エア抜き完了後は数時間放置して完全冷却を待ちますww
完全冷却後はエア抜き自体は終わってるので、リザーブタンク内のLLC容量が規定値より減っていたら補水して、これで全て作業完了です。
今回は当日入庫で当日お返しでしたので、待って頂くのがかなり長い時間となりました。
勿論代車はお貸出しさせて頂いてますが、LLC交換はLLC量の調整に入るまでの完全冷却に至る放置時間がかなり長いので、車検時の交換がタイミング的にはお勧めですww
中古車購入時にオイルやバッテリーは交換してくれていても、LLCは交換されていないケースもあり、そんな時は今回の様に代車を準備して作業させて頂きます。
故障修理でもトラブルシューティングでもなく、単なるメンテナンスの割にかなり時間を要するLLC交換ですが、実際やる事はオイル交換と何ら変わらず古い物を抜いて新しい物を入れるだけですww
オイル交換と違うのは、エア抜き作業が必要という事ですね。
車種によりエア抜き方法も違いますので、間違うと一向にエア抜きが終わりませんww
そんなDIYでは少し敷居が高そうなLLC交換も、コクピットさつま貝塚までお気軽に御相談下さい。